お金を扱う責任感のある仕事!銀行員になる方法・仕事、適性について - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

銀行員になる方法

通常の採用試験を受ける

銀行員には特別な資格などは必要ありません。銀行の就職試験に合格して、入社を目指しましょう。ただ、総合職では最終学歴「大学卒業以上」を求められます。大学に在学して就職活動を行うのが王道です。

学部別では、経済学部や経営学部、商学部出身の割合が多いです。出身大学別では、難関私大や有名国立大出身者が大手都市銀行や日本銀行などに、地方大学や一般私大が各都道府県の地方銀行に就職しやすい傾向があるようです。募集は基本的に新卒採用。中途採用での転職を希望するのであれば、金融関連の会社で実力を備えているということが条件となるでしょう。

就職に有利な学部へ入っておく

銀行で求められる知識は、経済、政治、金融、税務、不動産、為替など。こういった土壌を大学で養える経済学部や商学部、法学部などの出身者が多いです。グローバル化にともなって、英語や中国語などを話せる国際学部出身者を採用することもあるようです。

就職に有利な資格も取得しておく

金融や経済に関わる専門資格を修得しておくと、ほかの志望学生に差をつけられるでしょう。関係する資格はファイナンシャルプランナー、証券外務員、証券アナリスト、銀行業務検定試験、中小企業診断士、宅地建物取引士などです。
ファイナンシャルプランナー(FP)は、人生の総合的な経済計画を立てる「ファイナンシャル・プランニング」を立てます。税制や住宅ローン、保険、年金などの家系に関わる知識が必要です。

証券外務員は、金融商品のセールスを行うスタッフのことです。株式や債券、投資信託、デリバティブ取引、信用取引などの商品を扱えるようになります。

証券アナリスト(CMA)は、証券投資での知識や分析を基に、投資アドバイスや投資管理サービスを提供できるようになる仕事です。

銀行業務検定試験では、銀行のほか、生保、損保、証券、法務、財務、税務、外国為替などの金融機関で求められるスキルや知識を認定されます。

中小企業診断士は、国から唯一認められた経営コンサルタントの資格です。企業の売上アップ、コスト削減、利益アップのために適切なアドバイスをします。

宅地建物取引士は、土地や建物の売買、賃貸物件の斡旋にともなう顧客への重要事項を説明するための知識などを得られます。

各試験の取得には時間を要すため、在学中に興味のある資格から試験を受けておくと良いでしょう。