花屋になるには!そのルートとあった方が良い資格と資質!

華やかなイメージのある花屋になりたいと子供のころに夢見たという人も多いのではないでしょうか? 花が好きなら、毎日花に囲まれた仕事場は最高の環境でしょう。当記事では、花屋になるための3つのルートと、花屋になるために有利な資格と資質をご紹介します。

花屋になるためのルート

弁護士や医者と異なり、花屋になるために国家試験などの資格は不要です。資格が無くても花屋になることはできます。ただ、花は生き物です。ものを販売する仕事の中でも、命あるものを扱うにはそれ相応の知識や経験が必要です。

ここでは、その知識や経験を積むことができる3つの方法をご紹介します。

専門学校で学ぶ

花屋を開店する上で、花束を作ることができなかったら仕事にならないでしょう。フラワーデザインを学ぶことができる専門学校では、フラワーデザインの基礎、色彩学、造形学、生け花など、花屋に必要な知識を備えることができます。

例えば、日本フラワーデザイン専門学校では、授業の中に花屋実習があります。それ以外にも、チャペルで結婚式を挙げるときに必要なブーケや披露宴会場での花のデコレーションを学ぶこともできます。

参考
授業紹介|学校法人日本フラワーデザイン専門学校

ほかにも、東京スクール・オブ・ビジネスでは、販売実習やフラワーアレンジメントだけでなく、店舗運営を学ぶことができます。

参考
フラワーショップ専攻|学校法人東京スクール・オブ・ビジネス専門学校

ブライダルやビジネスの専門学校にフラワーデザインやフラワービジネス、園芸の学科があることが多いようです。2年間の学びで学費は1年あたり100万円程度です。

海外留学する

日本に古くから生け花の伝統があるように、フラワーアレンジメントは海外でも行われています。ヨーロッパではローマ帝国の時代からフラワーアレンジメントが行われていました。そんな歴史ある国々に留学して学ぶのも花屋をするときの強みになるでしょう。

語学留学と一緒に行っている例もあり、英語力アップにもつながります。また、アメリカ、イギリス、ニュージーランドなどの英語圏の国だけでなく、フランスやイタリア、ドイツなどヨーロッパで留学することもできます。

期間は1〜2週間の短いものから、半年や1年の長いものもあります。留学金額は国や期間によって多様です。

花屋でアルバイトとして働く

実戦的な方法で花屋の仕事内容や店舗運営を学びたいのであれば、花屋でアルバイトをする方法が考えられます。

生き物を扱う仕事なので、知識だけでは不十分です。実際に花を扱い、接客をすることが確実なスキルアップにつながります。

ただ、まったく花の知識がないところから働くのは花の名前を覚えるだけでも大変なので、あらかじめ花の名前や特徴など最低限の知識は学んでおくことをおすすめします。

花屋になるならあった方が良い資格

花屋になるのに資格は必要ありませんが、あった方が有利に働くことがあります。万能ではありませんが、ないよりはあった方が仕事に役立つでしょう。

普通自動車免許

花屋の仕事は、来店する人に接客するだけではありません。花の仕入れや配達、ホテルなどの会場を装飾するときの移動に欠かせないのは車です。自動車があることで、行動範囲が広がります。

直接花に関する資格ではありませんが、実際の店舗を構えて花屋をするのであれば、最も重宝する資格になるかもしれません。

フラワーデザイナー

日本フラワーデザイン協会が実施しているフラワーデザイナーの試験があります。1級から3級の3つがあり、段々とレベルが上がっていきます。

受験するには、全国に約350校ある日本フラワーデザイン協会の認定校に入学してレッスンを受ける必要があります。

そして、3級に合格すると日本フラワーデザイン協会に入会することができ、フラワーデザインの有資格者であることが認められます。(退会すると資格も無効化します。)1級まで合格すると、申請すれば全国の日本フラワーデザイン協会認定校の講師になることもできます。

参考
フラワーデザイナーの資格取得ステップ|日本フラワーデザイン協会

フラワー装飾技能士

厚生労働省が定めた計画に基づいて中央職業能力開発協会が実施する国家試験の中に、フラワー装飾技能士があります。れっきとした国家資格で、初級の3級、中級の2級、上級の1級、管理者の特級の4つに区分されています。

試験は学科と実技に分かれています。学科試験では、フラワー装飾の歴史や活用方法、装飾用語、造形に関する基礎理論、ブライダルブーケの製作方法、植物に関する知識などが問われます。

実技試験では、デザインプランの作成から花束やブライダルブーケ、コサージ、アレンジメントなどができるかどうかが試されます。

参考
フラワー装飾技能検定試験の試験科目及びその範囲並びにその細目|厚生労働省職業能力開発局

花屋になるための資質

花屋 になるには
花屋になるためには、資格はいりません。ここでは、花屋の仕事内容を考えて、役に立つ資質を3つご紹介します。

体力がある

花屋の仕事は、体力勝負といっても良いほど肉体労働が多いです。まず、花屋は立ちっぱなしの仕事です。また、花の仕入れに行って車に花を積み込んだり、お店に荷下ろしをしたり、花の鮮度を保つためにこまめに水の交換をしたりします。

朝も早く、10時開店であれば、その前に花の仕入れ、店舗の花の鮮度の確認や水の交換など多くの仕事があります。仕入れは毎日ではありませんが、週に2〜3回は行くことになるでしょう。

さらに、冬になると寒くても水に触れ、花がお店にある限りは体調が悪くてもお店を放っておくことはできません。ネット販売を中心に行う場合でも、花の仕入れや花の管理は常にしておく必要があるので、やはり体力は欠かせないでしょう。

コミュニケーション能力

花屋は接客業です。花を買いに来た客がどんな目的で花を買いに来たのか? 花束を作るなら、どんな色を使ってほしいのか? どのくらいのボリュームのものを作ってほしいのか? など、限られた時間でニーズをつかまなければいけません。

相手がイメージしている花束を作ることができれば、リピーターになってくれる可能性がありますが、そうでなければまた来てもらうことはできないでしょう。

相手のニーズに応えるために、情報を引き出すコミュニケーション能力が必要です。人が好きでコミュニケーションすることが苦でなければ、接客も楽しむことができるでしょう。

花が大好き

花が好きでないと、こまめに花の世話をする花屋は務まりません。家に飾る程度の量の花なら、世話をするのは大変ではありません。ただ、数百本、千本以上の花を扱うとなると、花が嫌いな人にとってはすることが多すぎて嫌になってしまうでしょう。

例えば、数十ある花が入っているバケツの水を変えて、1本1本花の状態を確認するだけでも時間と労力がかかります。花が大好きであれば、花の状態を見るのは楽しいと感じるので苦になりませんが、大好きでないと嫌になってしまう作業です。

まとめ

花屋は、華やかに見える仕事です。また、花屋になるために資格は不要なので、なるためのハードルも高くはありません。

ただ、地味な仕事も多く、体力が肝心な仕事です。憧れだけでなると後悔することになるかもしれません。子供の気持ちに寄り添いながら、現実的な視点からアドバイスをして子供をサポートしてあげてください。

参考
フラワーデザインとは?|公益社団法人日本フラワーデザイナー協会
技能検定のご案内|中央職業能力開発協会
花屋の仕事|Career Garden
花屋になりたい人たちへ① ~花屋と資格~|豊橋の花屋 花屋の息子
花屋|未来の職業研究
フローリスト(花屋)|進路ナビ
フラワー装飾技能士【国】/フラワーデザイナー/園芸装飾技能士【国】|JS日本の学校
フラワー装飾技能検定(厚生労働省)とは?|フラワーアレンジメントの教室ガイド
フラワーアレンジメントと生け花はどう違うの? それぞれの定義とそれぞれの歴史|進路のミカタ
フラワーアレンジメント|留学くらべーる
授業紹介|学校法人日本フラワーデザイン専門学校
フラワーショップ専攻|学校法人東京スクール・オブ・ビジネス専門学校
フラワーデザイナーの資格取得ステップ|日本フラワーデザイン協会
フラワー装飾技能検定試験の試験科目及びその範囲並びにその細目|厚生労働省職業能力開発局

この記事をかいた人

katsu

旅行会社法人営業・上海支店勤務を経て、教員を目指し退職。その後、教員免許を取得し、認定NPO法人Teach For Japanのフェロー(教師)として公立小学校に赴任。教室では「ひとりひとり違った形や色があって、それがいい」を軸にした実践を行い、イエナプランのエッセンスを取り入れた学級づくりや授業づくりに取り組む。現在は、オランダの小学校で教員になるために2018年よりオランダに移住。個人事業主のビザを取得し、オランダ語を学習しながら、フリーライター・日本語教師として活動している。