花屋になるための資質
花屋になるためには、資格はいりません。ここでは、花屋の仕事内容を考えて、役に立つ資質を3つご紹介します。
体力がある
花屋の仕事は、体力勝負といっても良いほど肉体労働が多いです。まず、花屋は立ちっぱなしの仕事です。また、花の仕入れに行って車に花を積み込んだり、お店に荷下ろしをしたり、花の鮮度を保つためにこまめに水の交換をしたりします。
朝も早く、10時開店であれば、その前に花の仕入れ、店舗の花の鮮度の確認や水の交換など多くの仕事があります。仕入れは毎日ではありませんが、週に2〜3回は行くことになるでしょう。
さらに、冬になると寒くても水に触れ、花がお店にある限りは体調が悪くてもお店を放っておくことはできません。ネット販売を中心に行う場合でも、花の仕入れや花の管理は常にしておく必要があるので、やはり体力は欠かせないでしょう。
コミュニケーション能力
花屋は接客業です。花を買いに来た客がどんな目的で花を買いに来たのか? 花束を作るなら、どんな色を使ってほしいのか? どのくらいのボリュームのものを作ってほしいのか? など、限られた時間でニーズをつかまなければいけません。
相手がイメージしている花束を作ることができれば、リピーターになってくれる可能性がありますが、そうでなければまた来てもらうことはできないでしょう。
相手のニーズに応えるために、情報を引き出すコミュニケーション能力が必要です。人が好きでコミュニケーションすることが苦でなければ、接客も楽しむことができるでしょう。
花が大好き
花が好きでないと、こまめに花の世話をする花屋は務まりません。家に飾る程度の量の花なら、世話をするのは大変ではありません。ただ、数百本、千本以上の花を扱うとなると、花が嫌いな人にとってはすることが多すぎて嫌になってしまうでしょう。
例えば、数十ある花が入っているバケツの水を変えて、1本1本花の状態を確認するだけでも時間と労力がかかります。花が大好きであれば、花の状態を見るのは楽しいと感じるので苦になりませんが、大好きでないと嫌になってしまう作業です。
まとめ
花屋は、華やかに見える仕事です。また、花屋になるために資格は不要なので、なるためのハードルも高くはありません。
ただ、地味な仕事も多く、体力が肝心な仕事です。憧れだけでなると後悔することになるかもしれません。子供の気持ちに寄り添いながら、現実的な視点からアドバイスをして子供をサポートしてあげてください。
参考
フラワーデザインとは?|公益社団法人日本フラワーデザイナー協会
技能検定のご案内|中央職業能力開発協会
花屋の仕事|Career Garden
花屋になりたい人たちへ① ~花屋と資格~|豊橋の花屋 花屋の息子
花屋|未来の職業研究
フローリスト(花屋)|進路ナビ
フラワー装飾技能士【国】/フラワーデザイナー/園芸装飾技能士【国】|JS日本の学校
フラワー装飾技能検定(厚生労働省)とは?|フラワーアレンジメントの教室ガイド
フラワーアレンジメントと生け花はどう違うの? それぞれの定義とそれぞれの歴史|進路のミカタ
フラワーアレンジメント|留学くらべーる
授業紹介|学校法人日本フラワーデザイン専門学校
フラワーショップ専攻|学校法人東京スクール・オブ・ビジネス専門学校
フラワーデザイナーの資格取得ステップ|日本フラワーデザイン協会
フラワー装飾技能検定試験の試験科目及びその範囲並びにその細目|厚生労働省職業能力開発局