幼稚園でトラブル?子供・親同士の事例と解決方法・気をつけたいこと - cocoiro(ココイロ) - Page 2

親同士のトラブル事例

子供だけでなく、保護者同士のトラブルが発生することもあります。話がこじれてしまうトラブルの多くは、保護者が納得できないことが理由になっているのではないでしょうか。

子供が発端で親同士のトラブルになることも

気をつけたいのは、子供同士のトラブルがすんなり解決できずに保護者を巻き込んでしまうケースです。「子ども同士のトラブルで幼稚園をやめた事例の研究(人文・社会科学編) |県立新潟女子短期大学」で報告された噛みつきトラブルでは、男の子が女の子のほほを噛んでしまいました。

園の方針があまりしっかりしておらず、途中で双方の保護者同士にやり取りを任せてしまったために話がこじれてしまったようです。その他の家庭の事情も重なって、噛んでしまった子供が幼稚園から保育園に転園するという結果になりました。

悪口を言う・言われる

子供を介さずとも、保護者同士の相性の良し悪しでトラブルが発生することもあります。

・上の子の時からの友達のママから露骨に無視を1年くらいされた。一緒にクラス役員をしていたママもとばっちりで一緒に無視された(幼稚園男児)。

(引用元:成人期女性の対人関係のトラブルとストレス |東京未来大学研究紀要 2014 vol.7 , 182ページ)

幼稚園では、ライフスタイルや教育観、金銭感覚など、生活全般の指標がそれぞれ異なる家庭が集まります。自分と大幅に違う価値観を持つ他の保護者とのコミュニケーションを苦痛に感じる親も多いようです。

グループ内で問題が起きる

もともと仲が良かった親同士のグループ内で不和になることもあります。

・その場にいない人の悪口を言う人がいて、別の友達から私のことも言われていると聞いたことがある。結局その人はグループからのけ者にされ、私を頼ってきてしまい、板ばさみになってしまった。

・私より年上のママが、うちのやることに嫉妬をして、近所のママ達と急に私を誘わずに、お茶会をしだし、近所で無視をされるように。

・近所の人がおしゃべりで付き合いをやめた。その人が幼稚園のママたちに悪口、付き合わない方がいいと言っていた。

(引用元:成人期女性の対人関係のトラブルとストレス |東京未来大学研究紀要,182ページ)

もともとが親しかっただけに、違和感を覚えたり仲違いをしたりすると関係が大きくこじれてしまうようです。