幼稚園でトラブル?子供・親同士の事例と解決方法・気をつけたいこと

幼稚園での子供同士のトラブルや「ママ友」問題について、ニュースなどで目にすることがあります。もし自分が当事者になったらどうしよう? と不安になることもあるかもしれません。どのようなトラブルが多いのか、気をつけるべきポイントは何か、詳しくご紹介します。

幼稚園での子供同士のトラブル事例と解決方法

幼稚園が初めての集団生活になる子供も少なくありません。幼稚園・保育園の現場から報告されているトラブル事例と、そのときの解決方法を紹介します。

けんかで噛みついてしまった子供

小さな子供のけんかでは、考えるよりも先に手を出してしまうことがしばしばあります。その中でも、噛みつきは未就学児に多い暴力ではないでしょうか。新潟県の幼稚園で発生した噛みつきトラブルの事例をご紹介します。

担任が戸外で遊んでいた子どもたちに片付けをするように促すと、Aは片付け始めたがBはすぐには片付けをしようとはしなかった。そこで、Aはなかなか片付けないBのオモチャをしつこく取り上げようとし、嫌がるBのオモチャを無理やり片付けようとした。するとBは怒って、Aの腕を噛んでしまった。

(引用元:幼稚園での子どものトラブルと家庭との連携(人文・社会科学編) |県立新潟女子短期大学, P62 

上手にコミュニケーションが取れないとき、かっとなって噛みついてしまう子供は一定数います。子供特有の暴力ですから、今まで身近に噛みつきやすい子供がいなかった親は強いショックを受けてしまうこともあります。

このようなトラブルは、幼稚園側の初期対応が重要になってきます。「幼稚園で発生したトラブルは園が責任を持つ」という方針をしっかり持っている園であれば、トラブルを長引かせずに解決できるでしょう。

参観日になると様子が変わる子供

普段はそこまでトラブルを起こさないのに、保護者が幼稚園に来る参観日になると様子が変わってしまう子供もいます。アニメや特撮ヒーローのごっこ遊びなど、普段通りの遊びができなくなってしまう例をご紹介します。

R男がT男に攻撃をかけ、二人の戦いになるや否や、T男が「ウェーン」と泣いて、テラスにいる母親の元へと走っていった。まだ、充分戦っていない間にすぐに泣いてしまうT男に、教師はいつもと違う姿を垣間見「ええっ、いつもだったらそんなことで泣かないのに、T男ちゃんどうしたの?」と思わず呟いてしまった。

(引用元:友達とかかわり合いながら創る生活 : トラブルを通して(第46回 教育研究会) |金沢大学

上記の「T男」君は、大人に手伝ってもらわずに身の回りのことができ、学習塾にも通っている「できる子」だったそうです。普段は良い子として頑張っている反面、大人に甘えることが上手にできないので、参観日に気持ちが緩んで泣きやすくなってしまったようです。

環境が変わったときに様子が大幅に変わるのであれば、子供は何らかのストレスを感じている可能性があります。園と保護者で連携を密にしてしっかりと様子を観察し、話を聞いてあげることがトラブルの解消につながるでしょう。

数人で口論になってしまった子供

子供の年齢が上がってくると、1対1ではなくグループでのトラブルが発生するようになります。論文「<論稿>子ども同士のトラブルからの一考察 |華頂短期大学附属幼稚園」では、教室の鍵盤ハーモニカを整理整頓しようとした子供たちのグループが喧嘩に至った例が紹介されていました。

この場合、子供たちは最初は親切心から片付けを始めましたが、子供の人数が多すぎたためにけんかになってしまいました。幼稚園教諭がしっかりと子供たちから話を聞いた結果、仲直りができたのに加えて、「他の子は自分と考え方が違うんだ」という考え方を子供が理解する助けになったようです。