グラデーションを作るときの2つのコツ
ここまでご紹介した塗り方以外で、上手なグラデーションを作るための2つのコツをご紹介します。グラデーションがうまくなるには、実際にやってみて慣れることが大切ですが、コツを押さえておくだけで効率よく技術を上げることができます。
色鉛筆の削り方
色鉛筆の先端を尖らせると、先端に力がかかってしまいそこだけ色が濃くなってしまいます。鉛筆を使ってみると分かりますが、先端が尖っている鉛筆の方が濃くなります。
グラデーションは、弱い力で均一に色を塗るのが基本的な塗り方です。そのため、色鉛筆の先端は尖らせすぎないようにしましょう。尖っているときは他の紙や余白を使って先端に丸みを帯びるようにすることをおすすめします。特に、柔らかい色鉛筆を使っている場合は、先端が折れてしまうこともあるので注意しましょう。
また、鉛筆削りで削るよりも、カッターで削ることで、芯を長くすることができます。広い面を塗るときには芯が長い方が塗りやすいです。
色を塗る順番
グラデーションは単色でも混色でも、薄い色、明るい色から塗るのが原則です。また、濃くしたい方から薄くしたい方へ、一定方向に塗り進めることが大切です。
例えば、植物などを塗るときに、上の方を薄く、下の方を濃くするのであれば、全体を薄い色で塗った後に、下から上にだんだんと色を重ねていきます。逆の方向で塗り進めてしまうと、どこかで色の境目ができてしまい、きれいなグラデーションができません。
塗る順番と塗る方向を意識することで、どの色でもきれいなグラデーションを作ることできます。
まとめ
色鉛筆でグラデーションを上手に表現することができれば、ただの色塗りが芸術に変化します。また、グラデーションのやり方さえ分かってしまえば、色鉛筆だけでなく鉛筆1本でも影や質感、重量感を表現することができます。
中学校のデッサンにも通じるグラデーションの基本を、親子で楽しみながらマスターしてみてはいかがでしょうか?
参考
鉛筆・色鉛筆プロが教えるテクニック集|三菱鉛筆
グラデーションの塗り方(単色編)|色鉛筆の塗り方のコツ
グラデーションの塗り方(混色編)|色鉛筆の塗り方のコツ
知りたい!〜初心者のための色鉛筆塗り方講座〜|お絵かき図鑑
色鉛筆ではじめよう/光と影・グラデーション | 色鉛筆と夢とアートのある生活
色鉛筆のボカシとグラデーション|画材マニアの徒然ブログ
How to〜 「3色でグラデーション」(色鉛筆ではじめよう!)編|釘本緑
色鉛筆で綺麗なグラデーションの塗り方〜How to apply beautiful gradation with colored pencils〜|t.s.meg/塗り絵チャンネル
色鉛筆の同系色3色で作るグラデーション(上から下方向へ)|ちづるのもっと!ぬりえライフ
色相環|武蔵野美術大学造形ファイル