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逆上がりはできなくても良い?
近年子供の筋力低下が問題視されています。この流れを受けて、逆上がりのできない子供が増え、「できなくても良い」と考える子供や保護者も増えつつあります。では、本当に逆上がりはできなくても良いのでしょうか?
小学生の体力は低下傾向にある
スポーツ庁の発表した「平成29年度体力・運動能力調査報告書」によると、やはり小学生の体力は低下傾向にあることがわかります。
平成 29 年度の握力,50m走,持久走,立ち幅とび,ボール投げを,水準の高かった
昭和 50~60 年頃と比較すると,中学生男子及び高校生男子の 50m走を除き,依然低
い水準になっている。
(引用元:平成29年度体力・運動能力調査結果の概要及び報告書について|スポーツ庁)
握力や全身の筋力が低下しているということは、鉄棒すなわち逆上がりができないという結果につながっていると言えるでしょう。
逆上がりを練習するメリット
体力的な面で逆上がりができなくても、逆上がり自体に挑戦することのメリットはあります。
逆上がりは前頭葉の働きを活発にし、注意力や抑制力も高めるなどとした、研究者の指摘もあります。
それ以上に、「逆上がりは地味ですが、子どもの人生で最初に、努力と達成感を味わわせるものです」という小学校の先生の言葉に、耳を傾けたいと思います。逆上がりの指導で知られるその小学校を訪れたとき、達成感を味わった子どもたち、もしくは味わおうとする子どもたちは、休み時間や放課後に、逆上がりの練習に夢中になっていました。遊びとして、楽しみながら頭をひねりながらの逆上がりでした。
(引用元:逆上がりは「できなくていい」?運動能力低下のなかで|ベネッセ教育サイト)
逆上がりに対する保護者の声
子供の逆上がりを指導するのは学校だけではありません。保護者が家庭でサポートすることもあります。ここでは逆上がりに対する保護者の声を紹介します。
年中、娘、逆上がりができるまでの話
年中の娘と一緒に逆上がりに取り組んだ母のコメントです。
逆上がりなんて、大人になって何も役に立たないし。
正直、できる必要はないと思います。
が、授業で習ったり、他の子ができるのにできない、と劣等感を覚えさせるのはかわいそうだし、何より、親になった時に子どもに逆上がりを教えられるのはちょっと鼻が高い(子どもに対して。汗)と、私は考えています。
(引用元:【鉄棒】年中、娘、逆上がりができるまでの話。私流の教え方。|あんふぁんWeb)
鉄棒が大好きに!
逆上がりから自転車まで子供の成長に懸命に取り組む父のコメントです。「できる・できない」ではなく、一緒に取り組むことの大切さが伝わってきます。
親子で目標に向かう過程は時にはぶつかってしまうことがあるかもしれませんが、パパママの協力の姿勢は子どもにとっては非常に嬉しいものです。
自分を想い出してみても、あの頃の記憶がよみがえってきますよね。
親が頑張れば、子どもも頑張れます。鉄棒をきっかけに目標を達成する喜びを知ってくれることでしょう。
さあ、達成した時の喜びを親子でかみしめましょう。
(引用元:鉄棒が大好きに!5歳の幼児でも逆上がりが楽しくできる教え方♪コツと練習法はコレ|イクメンstyle from パパ)