基本的な原稿用紙の使い方
ここでは、基本的な原稿用紙の使い方をご紹介します。
題名、学年と名前の書き方
- 題名
1行目に、上のマス2~3マス空けて書き始めます。
- 題名が2行の場合
題名が長くて2行になる場合は、2行目の始めを1行目より1マス以上下げて書き始めます。また、1行目は最後のマスまで書かずに、区切りが良いところで改行すると良いでしょう。
- 学年と名前
題名の次の行に、下のマスが1~2マス空くように書きます。また、姓と名前の間は通常1マス空けます。
コンクールによっては、題名と名前などは欄外か別紙に記入し、原稿用紙には本文のみを書くこともあります。
段落の打ち方
段落を書き始めるときは、上を1マス空けて書き始めます。また、改行して新しい段落にするときも、上を1マス空けて書き始めましょう。
句読点の書き方
句読点とは 。や 、 のことです。文字と同じ様に1マスに1つ書く様にしましょう。位置は、マスの右上に書く様にしましょう。
また、句読点は行の始めに書くことが出来ません。その為、前の行の最後のマスに文字と一緒に書くか、前の行の欄外に書きます。
小さな字「っ、ゃ、ゅ、ょ」の書き方
ふつうの文字と同じ様に1マスに1文字書きます。書く位置はマス目の右側です。
会話文の書き方
- 会話文を書くとき
かぎかっこ 「」 を使って書きましょう。
- 会話文の書き始め
原則として行を変えます。始めカギカッコ(「」は、1つのマス目に書きます。
- 会話文の後に続く文
原則として行を変えて書きますが、その文が段落の変わり目のときは上を1マス空けて書き始め、その文が段落の変わり目ではないときは上を1マス空けずに書き始めてください。
- 会話文が2行以上になる場合
2行目の上のマスは1マス空けても、空けなくても、どちらでも構いません。
- 会話文だけが続く場合
前後の文章はそれぞれ別の行に書きます。
カギカッコの使い方
カギカッコの種類
カギカッコには、カギカッコ「」 と二重カ・ギ 『』の2種類があります。それぞれを使うタイミングは次の通りです。
- カギカッコ 「」
- 会話文を書くとき
- 語句や文の引用するとき
- 語句の意味を限定するとき
- 語句や文章を強調するとき
- 二重カギ『』
- カギカッコの文章の中で、更にカギカッコを使いたいとき
- 書名などを表すとき
カギカッコと句点を使うとき
会話文の場合は、終わりの句点 。 と閉じカギカッコは、同じマス目に書いて1マスにまとめます。それ以外は、閉じカギカッコの内側に句点は不要です。
会話文以外でカギカッコを使うとき
カギカッコは会話文以外でも、語句や文章を強調するときなどに使われます。その場合は、会話文のように改行せず、そのまま続けて書いて構いません。
また、閉じカギカッコと一緒に句点をつける必要も、閉じカギカッコの後で改行する必要もありません。
終わりに
原稿用紙に作文を書くときのルールは意外と細かく、いざ書き始めると迷うポイントがたくさんあります。特に、数字は使用頻度も少なく、「あれ?この場合は?」と首をかしげることも少なくありません。数字に関する疑問点が出てきたら当記事で検索して頂き、お子さんがスムーズに作文を書き進められるように、フォローしてあげてください。
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