読書感想文を書くポイント
小学校1年生の文章力では、読書感想文の規定である800字以内を書くために時間がかかることがほとんどです。そのため、親子での話し合いや音読などで本をよく理解してから、まずは大きく3つの段落に分けて読書感想文を書き始めてみましょう。
構成は3つに大きく分ける
読書感想文全体の構成を、大きく3つに分けて書くことで、区切りながら少しづつ読書感想文を仕上げることができます。主な3つの構成は、以下となります。
①本を選んだ理由・本の紹介
まず最初は、なぜその本を選んだのかについての理由について説明しましょう。「ウサギが登場するから」「表紙がかわいかった」など、本を選んだ経緯を言葉にし、子供の素直な気持ちを言葉にしてみましょう。
②特に心に残った場面や感じたこと
次に、どのようなストーリーだったのか、気になった場面を中心に感じたことを書いていきましょう。まずは簡単に本のあらすじについて親子で会話をしながら場面を思い出し、感じたことを書いていきます。「あの場面はびっくりしたね」「ハラハラしたよね」など、親子での話し合いのメモなども参考にしながら、本を読んだときに感じたことをもう一度思い出させてあげましょう。
③まとめ(自分の意見など)
本を選んだ理由、本を読んだ感想を書いたら、最後はまとめとして、読み終わってどんなふうに感じたのか、登場人物にどのような言葉をかけてあげたいかなど、自分の意見を盛り込んでみましょう。共感したシーンがあった場合は、「自分も同じことを感じた」など、実体験を踏まえた感想を盛り込むのもいいでしょう。
また、読書感想文を書き終わったら、必ずもう一度音読するようにし、「上手に書けたね」など、子供を褒めることも大切です。「こんな話だったんだね。感動したね」と、読書感想文の感想を伝えることで、子供は、自分の感じたことを文章で伝えることの楽しさを感じてくれるかもしれません。
親子で楽しく読むのが一番!読書感想文に取り組もう
小学校1年生の子供は、読書をしたり自分の気持ちを文章にすることに慣れていない子供がほとんどです。読書感想文というと、どんな感想を書くかに重点を置いて考えがちですが、まずは子供が楽しく本を読むことを目標にし、親子の会話で感想を引き出しながら読書感想文に取り組んでいきましょう。
読書感想文を書くことを楽しむようになれば、文字を書いたり、想像力を養うといった効果も期待できます。宿題だからといって「早く書かなきゃ」と子供をせかすことはせず、子供が本を楽しんで読めるよう、サポートしてあげましょう。
参考
読書感想文のコツを知りたい!まずは、思考を広げ、材料を集める|ベネッセ教育情報サイト
読書感想文のコツ!読むことや書くことを楽しむ には?【小学校1・2年生向け】|ベネッセ教育情報サイト
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