鉛筆をカッターで削る前に準備すること
鉛筆を手で削る場合、一般的に使われるのはカッターです。カッターで安全に鉛筆を削るために、まずは以下の前準備をしましょう。
削りかすの受け皿を用意する
鉛筆を削ることで、削りかすが出てきます。そのため、まずは削りかすを受け止める受け皿を用意しておきましょう。子供が鉛筆を削る場合は、ゴミ箱の上などではなく、折り込みチラシや新聞紙、ティッシュなど、掃除がしやすくなるだけでなく、鉛筆を削るスペースが広く使えるような受け皿を準備しましょう。
カッターを用意する
鉛筆を削る方法には、カッター以外にも電動式の鉛筆削りもあります。しかし、カッターを使って右手と左手を上手に使いながら鉛筆を削る動作は、子供の脳の発達の促進にも役立てることができます。また指を使った細かい動作を覚えることで、子供の自信や刺激にもつながるでしょう。
鉛筆削りに使用するカッターは、100円ショップなどで売っているものでもいいですが、握りやすく、切れやすいものを選ぶようにしましょう。子供用カッターを使うという方法もありますが、鉛筆をしっかりと削るためには、通常のカッターの方が削りやすいかもしれません。
削るときの持ち方を確認する
いきなりカッターと鉛筆を用意しても、すぐに削ることができるわけではありません。けがをしないように安全に鉛筆を削るためにも、鉛筆を削るときの持ち方について確認しましょう。基本的な持ち方としては、まずは利き手にカッターを持ち、反対の手で鉛筆を持ちます。
鉛筆は軽く握りるようにし、鉛筆を持っている手の親指をカッターの刃の背の部分に沿うようにし、カッターではなく鉛筆を動かしながら削っていきます。鉛筆を動かすときは、中指・薬指・小指の力を使いながら、少しずつ鉛筆をスライドさせていくようにしましょう。
鉛筆を削る手順
それでは、鉛筆を削る手順について、具体的に紹介します。鉛筆は基本的には6角形のタイプが多いものです。最初はそれぞれの面を大まかに削るようにし、徐々に整えていく方法で削るのがいいでしょう。
1.最初は浅く削る
まずは、切りたい面にカッターの刃を合わせたら、軽く削っていきます。最初は浅く削るようにし、徐々に力をいれていくようにしましょう。削っていくと、三角形の断面が出来上がりますので、さらに次の面を削り、同じように削っていきます。深く削りすぎないよう意識しながら削ってみましょう。
6面全部削り終わると、削った断面が5角形になります。6面が全部同じ形の五角形になるように、微調整しましょう。
2.削った断面を深く削っていく
次に、鉛筆の芯をしっかりと露出させるために、各面をそれぞれ深く削っていきます。力の入れ具合は常に一定になるように意識し、削りすぎないように注意しながら慎重に進めていきましょう。芯が見えてきたら、芯が1センチほど出るように整えたところで、あとは仕上げの作業になります。
3.芯が見えてきたら整えていく
鉛筆の芯は、約1センチほどがベストといわれていますが、削っている鉛筆の芯の固さによっては、芯が折れやすくなってしまうこともあるため、1センチ弱くらいにしておくのがいいでしょう。芯の長さが決まったら、次は芯をカッターナイフを使ってとがらせるように削っていきます。
カッターナイフではなく、引き続き鉛筆を動かすことを意識しながら、芯の全体が平均的に削られるまで整えていきます。力を入れすぎると芯が折れてしまい、また削り直しになってしまいますので、力は入れすぎずに削るようにしましょう。逆に、芯を長く出したい場合は、木の部分を削りながら調整しましょう。