鉛筆のFってどういう意味?どんなときに使うのがベスト? - cocoiro(ココイロ) - Page 2

鉛筆「F」の特徴

それでは、鉛筆Fの特徴について、鉛筆を使う用途別に具体的に紹介します。鉛筆の使い心地や書き心地は、芯の硬度だけでなく、筆圧や気温、どのような紙に描くかによっても違いがあるようです。今回は「風景画」「デッサン」「マークシート」を鉛筆Fで描いた場合の特徴について紹介します。

風景画を描いた場合

鉛筆を使って風景画を描いてみたいという方もいるかもしれません。風景画では細かい線をたくさん描くという方もいるようですが、もし下書きとしてスケッチする場合は、筆圧の強い人が使用すると、HBでは消しゴムで消してもうまく消せず、Hでは紙に線の後が残ってしまうということもあります。そんなときはHBとHの中間であるFが風景画を描く際に向いているといえるでしょう。

デッサンを描いた場合

鉛筆を使ってデッサンを描く場合は、対象物を観察し、ゆっくりと時間をかけて形や質感を鉛筆を使って表現していきます。この場合は、1種類の鉛筆ではなく、まずは2BやBなどの柔らかい鉛筆を使うのがいいでしょう。それから少しずつHBやF、Hを使って仕上げていくのも一つの方法です。色の濃さや筆圧を確認するためにも、最初はデッサンをしながら複数の鉛筆を使ってみるのもおすすめです。

デッサンでFを活かしたい場合は、HとHBの中間である特徴を利用し、薄い陰影を均一に表現したり、明るい部分や細部の書き込みに使用するなどすれば、鉛筆の硬さを生かして描くことができるでしょう。

マークシートの場合

学校ではマークシートの記入をする機会もあるかもしれません。マークシートで推奨されているのはH、F、HBの鉛筆。硬さがちょうどいいという点が理由として挙げられます。しかし、Fの鉛筆は筆圧が強いとマークを消しゴムでうまく消せない場合もありますので、注意が必要です。