海外での学校運営への参加の仕方
日本のPTAと同様の組織が、海外の学校にも存在します。日本との決定的な違いは、海外の学校運営への参加が全てボランティア活動である点でしょう。
海外では、やりたい人がやりたいだけ自由に学校運営に参加し、その貢献への見返りに、優先的に学校のイベントに参加できるという「ごほうび」まで用意されています。当然、ボランティアの中にカーストはなく、みな対等な関係を楽しんで活動します。
対して、日本では、自己主張をあまり認めない国民性のため、平等性を重んじて同調圧力をかけ、参加したい人をたたく保護者がいます。そのため、積極的に活動へ参加したくても言い出せない風潮があり、さらなる負のスパイラルに陥っているのです。
まとめ/PTAの青写真を描いてみよう
日本のPTAが抱える問題は、義務感(やらねばらなない)、強制感(やらされている)、不公平感(やらない人かいる)という深層心理から生じています。PTAをイノベーションするためには、「子供が主役」という大前提を忘れてはいけません。
近年、国を挙げて働き方改革が行われ、女性の社会参画が進む日本において、PTA組織の在り方に変革が必要になってきています。従来からPTAが閉鎖的な母親社会であることも見直すべき点の一つです。改革を打ち出せる風土を地域で作りだして、誰しもが幸福感の高い組織へと見直す時期が来ています。
参考
公益社団法人日本PTA全国協議会|はじめましてPTA
「働き方改革」の実現に向けて|厚生労働省
ホーム|個人情報保護委員会
PTA役員トラブルが怖い…恐怖のPTA&役員選出攻略術|MAMARINA
先生たちの本音は、PTAを嫌ってる!?|おやじたちのPTA参加術
「PTAのTはどうした」問題 学校の先生たちはPTA活動に参加すべきか?|Yahoo!ニュース
PTA 主婦と働く女性が和解できない理由|プレジデントオンライン
PTAではフルタイムで働く人と専業主婦はわかりあえないですね|赤いよつばのクローバー