どんな人が選ばれる？PTAの会長に適任な人3ヶ条
PTAの会長の職務は幅広く、その分学校外の人々との付き合いも多くなります。学校の代表としてさまざまなつながりを作っていくPTAの会長にふさわしい人物像は、どのような人なのでしょうか？ 今回はPTAの会長に適任な人の特徴をご紹介します。
顔が広い人
PTAの会長に適任な人は「顔が広い人」です。顔が広いということは、知らない人との付き合いが得意な人であると考えられます。学校の顔としてつながりを作っていくPTAの会長には、付き合いの上手な人が好まれます。したがって、顔が広い人はPTAの会長に適任であるといえるでしょう。
自営業の人
ご紹介したとおり、PTAの会長の活動は多岐にわたります。また、参加する行事や会議は平日の日中帯などに開かれることもあります。会社員よりも、自営業の人のほうが活動時間を調整でき、PTAの会長にふさわしいと判断されるでしょう。
もちろん、会社員として働いている場合はPTAの会長になれない、というわけではありません。しかし行事のたびに仕事の調整をつけることが難しい場合は、仕事で忙しい時間をぬって、ときどき会長職を務めるということもあります。
自営業の場合も家族で経営していたりアルバイトを雇っていたりなど、ともに働く人がいるでしょう。もしもPTAの会長になりたい場合は、きちんと理解を得た上で立候補する必要があります。
女性よりも男性
PTAの会長の性別は、特に指定されていない団体が多いものです。しかし学校の顔としてあいさつをするにあたって、女性よりも男性のほうが「会長らしさ」を表現しやすい可能性があります。
内閣府男女共同参画局が発表している「自治会長及びPTA会長に占める女性の割合の推移版」によると、平成28年は、PTA会長に占める女性の割合は5.2％だとされています。依然として男性の割合が多いという意味で、男性がPTA会長であるほうが「より会長らしい」と言うことができるかもしれません。
また、各種会合の後は食事会へ招待されることも多くあります。食事会ではお酒を勧められることも考えられます。仕事などでお酒の付き合いに慣れているという男性も多いため、PTAの会長は女性よりも男性のほうが多少有利であると考える人は一定程度いるようです。
親がPTAの会長！子供へ影響はある？
子供にとって、「PTA」とはいったいどんな団体なのかよく分からないかもしれません。しかし、「会長」が高い役職であることは理解しているはずです。もしも親がPTAの会長になったとしたら、子供には何か影響が出てしまうのでしょうか？
親が家にいる時間は減る
会長としての活動時間が増えれば増えるほど、家庭にいることができる時間は減ってしまいます。土日などの子供が家にいる時間に活動があることも考えられるため、子供と一緒に過ごす時間は減ってしまうかもしれません。
ただし来賓として参加することで、親が学校の行事に参加する機会は増えるでしょう。家での時間は減ってしまうかもしれませんが、その分学校で姿を見る時間は増えるかもしれません。
一部気にする親もいる
「会長」という役職を気にして、一部の親の中には意識して接してくる人もいるかもしれません。親がそのような態度をとれば、その子供も同様の態度をとる可能性はあるでしょう。
しかし、全ての親や子供たちが「会長」という響きを気にしているというわけではありません。「会長の子供」というような呼ばれ方や扱われ方は地域によりますが、必ずしも起こるわけではないでしょう。
立派な親の姿に憧れる子もいる
PTAの会長の職務の中には、実際に子供の前に立って話す機会も多くあります。大勢の前で「PTAの会長」として呼ばれ堂々と話す姿を見れば、そんな親を誇らしく思う子供もいるでしょう。もしかしたら親の話す姿に勇気付けられて、学級委員や生徒会長などに立候補する子供もいるかもしれません。
また会長としての活動をすることで、地域の人々からの信頼も厚くなっていきます。近所の方々からも慕われる親の姿は、子供にとって憧れの存在ともなるでしょう。
おわりに
PTAの会長の仕事は一般の委員よりも多く、時間を割かなければいけないことは事実。しかし活動した分だけ交友を深めることができ、信頼関係を築いていくことができます。
また、会長という役職はそのPTAに1人しかいない、名誉ある地位です。もしも次期就任者を探しているという場合には、無理のない範囲で検討してみてはいかがでしょうか。
参考
PTAが忌み嫌われる｢3大原因｣はこれだ！｜東洋経済ONLINE
どうする？PTA｜朝日新聞DIGITAL
PTA 会長って何してんの？ みんな知らないコチラの世界。｜やる気とモチベーションを上げるブログ
PTA会長ってどんな役割をするのですか？｜教えてgoo
PTA役員の子どもを教師がえこひいき？ ｜WOMEN’S PARK
