どうして「高専はやめとけ」なの?5つの理由と向かない子供の特徴

子供の進路の一つとして選ばれている高専。検討していたものの、インターネット上で「高専はやめとけ」などと書かれたwebサイトを見た、という人もいるのではないでしょうか。高専はどうして「やめておくべきだ」と言われているのでしょうか? 当記事では「高専はやめとけ」と言われる理由と、高専に向かない子供の特徴についてご紹介します。

「高専はやめとけ」と言われるのはなぜ?5つの理由

どうして「高専はやめとけ」と言われるのでしょうか? まずはその理由を5つご紹介します。

(1)とにかく勉強が難しくなる

高専は一般の高校とは異なり、1年生のうちから専門的な学問に取り組む学校です。今回は、例として東京工業高等専門学校機械工学科のシラバスをご紹介します。

東京工業高等専門学校機械工学科のwebシラバスによると、専門的な科目として以下の科目を1年生のうちから履修することになります。

  • ものづくり実践工学Ⅰ
  • ものづくり基礎工学
  • 情報基礎

(参照元:機械工学科|東京工業高等専門学校webシラバス

特に「ものづくり基礎工学」については、前後期ともに週あたり5単位の必修科目となっています。はじめのうちは高専らしい専門的な学問にわくわくするかもしれません。しかし毎日専門的な授業を受けていく中で、授業内容が難しくなっていき、つまずく子供もいるでしょう。急激に難しくなる勉強に追いつけず、落胆してしまう可能性があるのです。

(2)課題が多い

勉強面では、課題が多くなるという点も大きな変化です。高専では、専門的な学問以外にも国語総合や英語のリーディングなどの一般科目も履修します。これらの予習・復習に加え、専門科目では実技試験や実験等が行われます。実習のレポートも課題として出されるため、授業時間外に取り組む課題の量はかなり増えていくでしょう。

(3)寮生活は生活リズムが固定される

高専に通う生徒の中には、寮に入る子供もいます。通学時間がかからない代わりに、自由が利かないのが寮生活の特徴です。食事や掃除、入浴等の時間が固定されており、生活リズムを自由に送ることができないかもしれません。

また、寮では主に同性の同級生や先輩、後輩と過ごすことになります。親しい仲であっても他人といる時間が長くなるため、集団生活が苦手な子供であれば息苦しさを感じることもあるでしょう。

(4)男女比が8:2

また高専の特徴として、男子生徒の比率が非常に高いという点が挙げられます。独立行政法人国立高等専門学校機構男女共同参画推進のwebサイトによれば、国立高専に通う学生の男女比は以下のようになっています。


(参照元:各種情報|独立行政法人高等専門学校機構 男女共同参画推進

国立高専の場合、本科と専攻科を合わせた男女比はおよそ8:2となっていることが分かります。高専に通う年齢の子供たちの中には、恋愛を楽しんだり、男女で仲良く出かけたりするなど「青春」を望んでいる子供もいるでしょう。女子生徒の人数が少ないことで、なかなかカップルが成立しなかったり、いわゆる「高専病」を引き起こしてしまう子供もいるのです。

一般的な共学の高校や大学と比較すれば、恋愛を楽しむ機会は多いとは言えないでしょう。

(5)近隣に遊ぶ場所が少ない

高専のキャンパスは比較的郊外に位置していることが多く、周辺にはあまりゲームセンターやカラオケなど遊ぶ場所がないことが考えられます。高専に通う16歳前後の子供の中には遊び盛りな子もおり、勉強漬けの日々にストレスを抱えてしまう可能性もあります。

寮で生活する場合は、学校が休みの日であっても遠出しづらいかもしれません。勉強するために入ったとはいえ、気分転換がうまくできずに悩む子供もいると考えられます。