【不登校ブログまとめ】親・子それぞれの目線からあの日を振り返る - cocoiro(ココイロ) - Page 3

「子どもと会話できることが第一歩」父親のブログ

不登校の子供の父親によるブログもあります。弘明さんは、娘が中学から8年以上不登校・ひきこもりになりました。

私の娘が中学時代に、
「もし知っていたら違っただろう」
と思うことがあります。

(中略)

それは、まず
「子供と話ができる状態をつくること」
が絶対に必要だということ。

これが出来て、初めて次のステップへ進めます。

(中略)

じゃあどうすればいいのか?

結論から言えば、
「子供が話をしたくなるような親になること」
です。

一言で言えば簡単そうですが、とても難しいです。

親である、あなた自身が「変わる」必要があるからです。

(引用元:ひきこもり解決は子供と会話できることが第一歩!|不登校・ひきこもりの子を持つ親の実体験

不登校経験者本人のブログ

不登校の子供本人によって書かれたブログもあります。子供がなかなか心を開いてくれない場合、子供の心理を理解する手がかりとなるかもしれません。

不登校少年のブログ

中学1年生で不登校となり、克服した経験を、中学3年の少年がブログにつづっています。
この少年は、中学受験を経て私立中学に入学しました。しかし、スマホとPCを買ってもらったことによりゲームにのめり込み、不登校になりました。

最初はゲームがしたいという軽い気持ちで学校を休んだのに、気が付いたら学校に戻るのが困難になっていきました。

(引用元:不登校になった話 ~学校編part14|不登校少年のブログ

中学受験に対する思いについても触れています。

僕は中学受験は親が勝手に押し付けたものだと言いたいのです。

(中略)

僕は中学受験が「悪だ」言っているのではありません。ただ、中学受験をするときは自分の子供に合わせて、慎重になるべきだ。と言いたいのです。

(引用元:受験はするべきだったか? part1|不登校少年のブログ

自分の子供に合わせるというのはどういう意味か?簡単です。中学受験をするか、しないか。するにしても学習方法の方法(ママ)をよく吟味するということです。

(中略)

一つ目は親の子供への接し方です。中学受験とは親と子供とが一緒になって頑張るもの。子供と楽しく過ごすためには親の子供への接し方を考えなければいけません。

(中略)

二つ目は塾の選び方です。塾と言ってもたくさんの生徒と一緒に勉強を教えるものや、マンツーマンでやるものもあります。これは子供に合わせて選ばなければいけません。

(引用元:受験はするべきだったか?part2|不登校少年のブログ

不登校の子供から見た親

中学1年から高校1年まで「現役」の不登校の子供によるブログです。

その後に親がこんなことを言ったんです
「無理しないで
行けなくても大丈夫だから」

(中略)

そう言われて私は
「ごめん、やっぱり行けない」
そう言いました。

お母さんは
「そっか、大丈夫」って言ってくれました。

(中略)

大丈夫って言葉の有り難さ
私は身を以て実感しました。

(中略)

親だって人間なんだから、
辛いのは当たり前だし、
子供に何か言いたい気持ちがあるのも
当然です。
それでも責めないのは本当に凄いし、
皆さんのお子さんの代わりに
「ありがとう」って伝えたいです。

(引用元:不登校の子供から見た親2|Re:start~不登校4年間の今まで、これから~

不登校の子を持つ親の会

親の会に行ってみよう

子供が不登校になると、子供だけでなく親も、今までのママ友と疎遠になり孤立してしまいがちです。悩んでいるのはあなた1人ではありません。不登校の子供を持つ他の保護者と知り合うことで、共感や理解し合える仲間に出会えます。また、学校の先生や専門家とは異なる第三者の視点が加わり、問題をより客観的に見られるようになることもあります。

教育支援センターやフリースクール、不登校の子供を持つ保護者の団体または個人が、親の会を各地で開催しています。市町村の広報誌やインターネットで情報収集するといいでしょう。

保護者のオンライン交流会

近くに親の会がない、仕事や他の子の世話で親の会に参加しにくい、子供の様子が心配で家を空けられないなどの理由で親の会へ出向くことができない場合でも、家にいながら他の親と交流できる場があります。

不登校関係者のコミュニティ運営をしているイクミナルは、インターネットの会議システムを利用して、オンライン交流会を実施しています。実際に顔を見ながら話を聞いたり聞いてもらったりすることによる安心感は、顔の見えないインターネット上の文字のやり取りだけでは得られません。

まとめ

不登校の原因、子供の状態、克服の仕方など、不登校の形はさまざまです。しかし、保護者のブログから伝わってくる親の気持ちは共通しています。どの親も、子供を心底愛し、子供の真の幸せを願っているということが分かります。

参考
平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について|文部科学省、P70
(いま親たちは)不登校と向き合う:4 地元で会えなかった仲間、ネットに|朝日新聞2018年12月19日
オンライン交流会|イクミナル
どんな時も私は私の味方 いづみのブログ
起立性調節障害~ありのままに~
rika―幸せはここにありました♡中3息子は不登校、高2娘は偏差値70の高校を辞め通信制へ
もと不登校二人の子の母 まひろのブログ
不登校・ひきこもりの子を持つ親の実体験
不登校少年のブログ
Re:start~不登校4年間の今まで、これから~

この記事をかいた人

Sachiko

海外在住20余年、子育て・教育ライター。明治大学政治経済学部卒業。中国へ2年間留学。中国北京の日系広告会社で営業マネージャー。 結婚・出産後、北京で専業主婦。夫の転勤に同伴したフィジーで、アジアの女性のためのソーシャルグループ代表を務め、文化交流イベントを企画運営。2018年より、インド・デリー在住。ライターとして活動を始める。中国語HSK6級。TOEIC945点。中国生まれ、フィジー育ち、デリーで思春期を迎えた1人息子の母。 中国時代から共に過ごす老犬の介護中。