子供に時間を決めさせてやる!
子供が自ら宿題に取り組むための第一歩は、子供が自分から選んで宿題をしているという状況を作ることです。
「家に帰ったらすぐに宿題をする」でもいいですし、「夕飯の前には宿題をする」でもいいでしょう。大切なのは、子ども自身にそれを決めさせて、自分で決めたことは責任を持ってやるということを学ばせることです。
そのために、親はコーチの役割に徹しましょう。決して親の都合の良いように誘導したり、模範解答を与えてはいけません。時間はかかりますが、10年後、20年後の子供の将来のことを考えたら、「自分で考えて、やってみて、修正して」というPDCAサイクルを自分で回せた方が子供のためになります。
とりあえず1問だけ一緒にやる!
宿題をやる時間まで決めることができたら、あとは宿題をやるだけですが、そう簡単にはできるようにならないでしょう。
そんなときは、「とりあえず1問だけやってみよう」と言って一緒に1問だけ問題に取り組んでみましょう。ポイントは、本当に1問だけでも良しとすることです。
1問やってみると、意外と2問、3問と進み、気が付いたら終わらせてしまうこともあるはずです。始めるのが大変なだけで、やってしまうと意外とできてしまうものです。そのきっかけ作りに「とりあえず1問だけ」は有効です。
宿題をしたらその場でほめる!
宿題をしたら、それを知ったときにすぐほめましょう。すぐさまほめるのが最大のポイントです。
また、宿題をしたというプロセスに焦点を当ててほめるようにしましょう。宿題が終わったことに焦点を当ててしまうと、とりあえず終わらせればほめられると思って楽をして宿題を終わらせてしまう可能性があります。
それよりも、宿題そのものに向き合っていること、また、宿題をして分かったことやできるようになったことを評価してあげましょう。
ハナマルやスタンプを押してモチベーションを高める!
最後は、ハナマルやスタンプを押す方法です。ごほうびをあげることで、子供のモチベーションを高めるのです。
モノで釣るのは良くないとされがちですが、経済的な側面から考えると、モノで釣って学習するのは結果的には子供の経済力につながると言われています。
なぜなら、宿題をすることを実力(学力)をつけるためだと仮定したら、モノで釣ってでも宿題をした方が確実に実力はつきます。そう考えると、モチベーションを高めるためにごほうびを用意するのは効果的なのです。
まとめ
宿題をしない子供に対して、1日で宿題をする習慣が付くのは難しいものです。怒ったり、ルールを決めて守らせればすぐに宿題をするでしょう。
ただし、長い目で子供の将来を見たときに、今から1年かかったとしても、自分で宿題に向かっていけるようにアプローチをした方が子供のためになるのではないでしょうか。そのためには、親は「管理者」ではなく、「コーチ」になるように心がけて子供に接するようにしましょう。
参考
「学力」の経済学|中室牧子先生|Amazon
こうすれば、子どもの宿題がスイスイはかどる――親の工夫で「やる気になる環境」は作れる|親力講座
宿題をやらない子ども。ママたちはどうやってやる気にさせているの?|mamastar
何度言っても宿題をやろうとしない子ども……自らやるようになる方法とは?|mamastar
宿題しない子供たちのために|心理カウンセラーの魔法の子育て
賢い親はやっている!子どもに宿題をやる気にさせる方法!|マナビコ
子供が宿題をしない理由!接し方を変えたら直せます!|すくなび
宿題をしない子供に対して行う大人からの2つのアプローチ|教員支援ネットワークT-KNIT
“宿題やる、やらないは家庭の責任!? 認識の違いでやってしまいがちな「親のNG行動」3つ|ハピママ