高専の卒業後の進路
高専を卒業した後の進路にはどのようなものがあるのでしょうか。就職率や大学等に進学する学生の割合についてご紹介します。
就職率はほぼ100%
高専の卒業生は即戦力として産業界からの評価が高く、就職(内定)率はほぼ100%です。就職を希望する学生のほとんどが企業から内定をもらっており、その中には大企業や有名企業も多く含まれています。
また、高専の卒業生への求人倍率は約20倍で、この数字は高校新卒者の2.63倍(平成30年度)や大学新卒者の1.88倍(2019年3月卒業予定者)を大きく上回っています。
これらの数字からも、高専は高校や大学に比べて就職に強いと言うことができるでしょう。
大学等への進学者は約4割
高専の卒業生のうち、進学者の割合はおよそ4割です。進学する学生のうち6割が大学に編入し、4割が2年間の専攻科へと進学しています。
編入先の大学には東大や京大、東北大などの旧帝大も含まれています。
おわりに
高専の授業内容や学校生活、卒業後の進路などについて、一般的な高校との違いに着目しながら紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
就職して即戦力の技術者として活躍する道から、大学や専攻科へと進学し、さらに専門技術を深める道まで、高専の卒業生の進路は多彩です。
お子さんの進学先として高専を検討してみてはいかがでしょうか。
参考
平成30年度 学校基本調査(高等教育機関)|文部科学省
高等専門学校で学ぶ一般科目と専門科目|独立行政法人・国立高等専門学校機構
KOSEN National Institute of Technology 2018年度|独立行政法人・国立高等専門学校機構
高等専門学校の充実について|文部科学省
高専Q&A|東京工業高等専門学校
中学生向けパンフレット…「高専」という選択。|独立行政法人・国立高等専門学校機構
高専ってどんな学校?|ベネッセ 教育情報サイト
高等専門学校|Wikipedia
高専生の生活||独立行政法人・国立高等専門学校機構
全国高専偏差値(高等専門学校)一覧|高校偏差値.net
平成30年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ|厚生労働省
19年春の新卒求人倍率、1.88倍 7年連続上昇|日本経済新聞
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