ひとりお風呂をさせる場合の準備と注意点
体や髪の洗い方を覚えたら、次はひとりお風呂にもチャレンジしてください。年長は小学校に上がる間近であることもあり、チャレンジ精神が旺盛になる時期です。お兄さん、お姉さんになった気持ちにさせ、ひとりで風呂に入らせてみましょう。ひとりお風呂のための約束事や準備するものを紹介します。
お風呂のお約束を決めておこう
お風呂は毎日入っているから、入る方法は説明する必要がないと考えるのは間違いです。お風呂に入る前には必ず約束事を確認しましょう。例えば、お風呂の前にはシャワーで体の汚れを落とす、水を出しっぱなしにしない、などと基本的なことを約束しておきます。またお風呂に入れるおもちゃは、風呂から上がるときには片づけるように言いましょう。
お風呂の床に残ったシャンプーやボディーソープの泡はそのままにしておくと滑って転んでしまうこともあります。お風呂に入った後に、次の人が気持ちよくお風呂に入ることができるよう、使ったものは元の場所へ、床や洗面器の泡はきれいに流すように促しましょう。
また、お風呂に入る前の準備も子供に教えてみてください。パジャマや下着を用意する、バスマットやタオルを置くなどです。それぞれ、理由を説明しながら指導しましょう。
子供が使いやすい道具を用意
子供がひとりでお風呂に入る前には、お風呂の道具が子供にとって使いやすいかどうかも考えてみてください。体を洗うスポンジは子どもの手の大きさに合っているでしょうか。フェイスタオルなどで洗っている場合は、子供にとっては大きすぎて扱いにくいこともあります。ちょうどいい大きさに折りたたむなど、扱い方についても教えてあげましょう。
体を洗う石鹸やボディーソープもポイントです。固形石鹸の場合はタオルやスポンジで泡立ててから使うように教えます。子供はついつい、たくさんボディーソープを出してしまいがち。むやみに使わないように説明してあげてください。
5分に一度は様子をみる
ひとりで身体や髪を洗うようになれば、ひとりお風呂も決して難しくありません。しかし、注意しなければならないのが、お風呂での事故です。大人であってもお風呂くらいの水深があればおぼれてしまう可能性があります。子供がひとりで風呂に入るようになったとしても、安全面には注意を払いましょう。
年長から小学校低学年くらいまでは、5分に一度程度は子供の様子を確認してください。子供はまだ自分の体調の変化について、判断することは難しいものです。気が付いたらお風呂でのぼせていたというケースも想定されます。お風呂をチェックするとともに、あとどのくらいでお風呂を上がるか聞くなど声をかけてみましょう。
一回り大きくなった子供に親も感動
お泊り保育は友達とたっぷり遊べる楽しみなイベントです。しかし、その一方で親から離れて宿泊することに多くの子供が不安を感じています。お泊り保育の準備を一緒にしながら子供の気持ちを高めてあげましょう。お泊り保育に使う用品を子供と一緒に買いに出かけたり、リュックに詰めたりしながら「お泊り楽しみだね。後で話を聞かせてね!」というように声をかけてあげます。初めてのお泊り行事に不安を感じているのは親も同じですが、子供には明るい言葉だけを伝えます。
出発の時には不安そうな顔をしていた子供も帰るときには大きく成長しているはずです。帰宅した後はお泊り保育の話を聞いてあげると同時に、たっぷりと甘えさせてあげましょう。年長さんは生活面で親離れしていく年ごろです。親元を離れることを乗り越えた経験は、子供にとって大きな財産になるでしょう。子供を信じて笑顔で送り出してあげてください。
参考
育児の基礎知識ガイド・浅川さんに聞く ちょっと不安?「お泊り保育」|All About
年長児のひとりお風呂練習法 ~体・頭の洗い方を教えるコツ~|ママノート
年長児のひとりお風呂、お泊り保育までにできるようになる?|ママノート
幼稚園のお泊まり保育のお風呂が心配!一人で洗えるようになっておくほうがいい?|ママと育児のちえぶくろ