お泊り保育の前にやっておこう!
それぞれの子供にそれぞれの不安があるお泊り保育。お泊り保育の前に子供にしてあげられる対策を紹介します。
銭湯体験
子供の中には人とお風呂に入ったり、大きなお風呂に入ったりした経験がないという子もいるでしょう。そのような場合は銭湯を体験してみてください。人とはいるお風呂や普段よりも大きなお風呂に戸惑うかもしれませんが、貴重な経験になります。
また銭湯には自宅のお風呂にはないルールがあります。体を洗うときには周囲の人にシャンプーやボディーソープの泡が飛ばないように配慮したり、お風呂に入る前に「かかり湯」をしたりと、銭湯でのマナーを教えてあげてください。自宅のお風呂でシャワーを使うのと、人と並んで気を使いながらシャワーするのとでは全くすべきことは違ってきます。
銭湯に足を運ぶチャンスはあまりないかもしれません。自宅でも子供自身に体や髪を洗うようにさせ、ふざけないように行儀を良くするようしつけることはあるかもしれませんが、他人と風呂に入るのであれば、それ以外にもルールがあります。銭湯で人とお風呂に入る経験をしてマナーを覚えておくことは、将来のためにも大切な経験となるでしょう。
自分で体を洗ってみる
お泊り保育をきっかけにして自分で体を洗うように教えてあげてもいいでしょう。赤ちゃんのころからの習慣でずっと体を洗ってあげている親もいるかもしれません。しかし、年長にもなれば自分で体を洗う子供も珍しくはありません。年長にもなれば手や指も発達しているため、全身をくまなく洗うことも可能です。子供が自分で体を洗うようになれば親も入浴の世話がだいぶ楽になるはずです。お泊り保育をきっかけにして体の洗い方を覚えさせましょう。
自分で体を洗うように教えるときに、最初に説明しておきたいのが「体を洗う必要性」です。子供の中には「どうして体を洗わなければいけないか」を理解していない子もいます。体を洗わなくても困ることはないと感じているかもしれません。体の洗い方を教えるときには、「体には目に見えないばい菌がいるから、そのままにしておくと病気になる」と教えてあげましょう。泥や絵の具のように目に見える汚れがある場合は、洗ってから「スッキリしたね!」声をかけてあげてください。
体は背中側や腕の裏側など一人では洗いにくい場所もあります。はじめのうちは親が洗い残しがないかどうか見てあげましょう。経験を積み重ねていくうちに自分で上手に体を洗えるようになっていきます。
髪を洗うのは体よりも難易度が高いかもしれません。顔に水がかかるのが怖いという子供は特に洗髪を嫌がるものです。無理矢理やらせると、子供は恐怖感を持ってしまうかもしれません。顔に水をつけるのが苦手な子供は、洗顔からスタートし、徐々に顔に水をつけることに慣れるようにします。
髪が長い子供は髪を洗うのも、タオルで乾かすのもコツが要ります。お風呂に入った後は髪や体に泡が残っていないか入念に確認してから風呂を出るように教えましょう。