共働き家庭の生活費分担はどうする?パターン別のメリットデメリット - cocoiro(ココイロ) - Page 2

一方が全負担型

メリット

一方が全負担型のメリットは、片方が生活費を管理するため、シンプルで生活費と貯蓄を把握しやすい点です。一般的にはお小遣い制とも言えるものです。家計管理を任された側が家計簿をつけることで支出や貯蓄をより分かりやすく、オープンにすることができるでしょう。

デメリット

一方が全負担型にすると、どちらかが財布を握ることになるため不公平に感じてしまうことがあります。また支出や貯蓄額を夫婦両方が把握できるようにしないと、お互いにへそくりを持つなど隠しごとをしてしまうことがあります。家計を明らかにして、小遣いも合意の上で決めるようにしましょう。

項目別負担型

メリット

項目別の負担型は節約志向の高い夫婦にもおすすめの分担法です。通信費や食費、水道光熱費など生活費の項目にも得意、不得意な分野があります。そこで項目別の負担にすることでお互いが出費を分析し、節約につなげることができるでしょう。

料理を担当する側が少しでも安い食材を活用したり、家賃などの住居費を担当する側が管理費や更新料を抑えられる物件を探したりすることで分担して節約することができます。教育費や新居など目標のために夫婦が協力して貯蓄したいというケースにも適した方法です。

デメリット

項目別の負担型は項目の分類に手間がかかります。どの項目をどちらが分類するという判断が難しく、またどちらに分類すればいいのか分からない支出が発生することもあるでしょう。その結果として、夫婦どちらかが生活費の分担に不満を感じてしまう可能性もあります。

項目別負担型を選択する場合は、お互いの収入をオープンにして貯蓄額などをきっちり話し合うようにしましょう。