「しつけ」をする際に親が大事にすること
「具体的にやってほしい行動内容」を伝えることが大事です。子供は、イメージができないとうまく行動に移すことが難しい場合があります。
例えば、「汚い手でおにぎりを食べないでね」と親に言われても、なぜダメなのかが子供には分かりません。「汚い手でおにぎりを食べるとバイキンも一緒にお口の中に入ってしまうよ、おなかが痛くならないように、きれいな手で食べようね」と言うだけで具体的なイメージが湧きやすくなるでしょう。
このように、なぜそうすることがいいことなのかということを伝えて子供が理解できれば、納得して行動に移しやすくなります。
内田氏の論文では、以下のように書かれています。
しつけは子どもの自律を助け、子どもの生き方の価値観のモデルでなくてはなりません。
子どもの生活世界の拡大に伴い、子どもに対する親の期待や、価値観を押し付ける親も増えてきます。
権威主義的な「押し付け」は子どもにとって圧力になり、自律性−−自分で判断したり、行動したり−−を阻んでしまいます。
親は、あくまでもお子さんの主体性を大切に、子どもの自律への歩みに寄り添い、助けてあげてほしいと思います。
(引用元:日本のしつけ―子どもに親の価値観を伝える場|CHILDRESEARCHNET)
親は、あくまでも子供の主体性を大切に、子供の歩みに寄り添う「しつけ」を意識していきましょう。
参考
日本のしつけ―子どもに親の価値観を伝える場 | 内田 伸子(お茶の水女子大学教授)論文抜粋
わが子の将来のためにいまするべきこと|WORMO’)
上手な子どものしつけ方 ~5つのポイントをご紹介~ | ベネッセ 教育情報サイト
仕付け・躾(しつけ)の意味・語源・由来を解説 | 語源由来辞典