「しつけ」の由来と子どもにとって必要な「しつけ」 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

「しつけ」をする際に知っておきたいポイント

根底に必要な「愛情」

子供と一緒に生活をしていると、「しつけ」には「根気」と「体力」が必要なことは明白です。また、子供のひとりひとりに個性があります。褒めた方が伝わる子、ゲーム感覚で取り組む方がうまくいく子、ひとりひとりにあった工夫が必要とされます。

しかし、いくら工夫をしてもうまくいくときと、いかないときがあります。だからこそ、子供との信頼関係を普段から構築することが大切でしょう。子供との信頼関係構築には、「愛情」が不可欠です。日ごろから、「愛情」を意識することが「しつけ」をしやすくするコツになるではないでしょうか。

「怒る」と「しかる」の違い

「怒る」は、感情が高まり腹を立てること、「しかる」は、欠点を強くとがめるめることを意味します。「しつけ」の上で、「ほめる」だけではうまくいかない場面もあります。ケガを引き起こしそうな行為、約束を守らなかった場合などは、感情的にはならず、「理由」とともに、しっかりと伝える必要があります。その場合は、感情的な「怒る」よりも「しかる」が、適切といえます。

「怒る」は親の価値観の「押しつけ」と子供が感じてしまうことになってしまいます。しかり方も、状況や子供の年齢によって「話し合う」や「注意する」など適宜、変えることが効果的です。

「一貫性」を持つこと

先述のインタビューでは、西野氏は以下のことを「重要」と説いています。

子育てで最も重要なことは“一貫性”です。
母親が良いと言っているのに父親はダメと言うというようなことはしてはいけません。

(引用元:わが子の将来のためにいまするべきこと|WORMO’

大人の私たちでも、一貫性のないことを言われると、その課題の意図がつかまないまま行動をすることは難しいのではないでしょうか。子供であればなおさらです。「しつけ」は母親、父親だけの仕事ではありません。家族の問題であることを十分に理解しておきましょう。