選択肢はたくさんあることを忘れないで
不登校を抜け出すきっかけになること
不登校を抜け出すタイミングはそれぞれです。自宅学習を進めるうちにもっと勉強がしたいから、そのためには通学が必要だと思う子供もいれば、不登校の生活を続けているうちに好きなことを続けるには勉強が必要かもしれないと思う子供もいます。それは子供それぞれですが、親が思うきっかけと実際に子供が登校するきっかけになることは違うこともあります。
「学校に行かない」という選択肢
将来は学校に行かないことで閉ざされてしまう訳ではありません。小学校・中学校の不登校であれば高校受験を目指す方法があります。そして、高校になってからの不登校の場合は、専門学校・就職という選択肢があるように、道は1つではありません。
再び登校できるようになるように親としては願うものですが、子供が将来やりたいことに耳を傾けて、そのために環境を整えることも大切だと忘れないようにしましょう。
「転校」「再通学」という選択肢
「転校」「再通学」など、もう一度学校に戻るための選択肢ももちろん考えられます。この2つの方法についても、子供本人の意思が重要なのは変わりません。
「転校」という選択肢は小学校・中学校では学区の問題も関わるので現実的には難しい部分があります。しかし、新たな環境に身を移すことで再登校しやすくなる面があるのも事実です。また、この2つの選択肢に欠かせないのは先生との連携です。
「再通学」という選択肢ならば余計に、現在の学校との連携を取っていかなければ難しいでしょう。親がしなければならないのは、学校と子供の連携の間に入ることです。子供にとってどういった環境であれば再通学できるのか。また、転校には学校の手続きも必要になります。なるべく子供の希望を考えて、サポート役に回ることを心掛けるのも親の役割です。
終わりに
実際に、「転校」という選択肢を選んで再び通学できるようになる人、自宅学習を進めて大学入学資格検定(大検)を取って大学受験を目指す人はたくさんいます。就職している人の中にも不登校経験者は少なくありません。
選んだ道が正しかったかは、時間がたたないと分かりません。子供の思いと親の思いが違うこともあるでしょう。そんなときは、親子で話し合ってみてください。学校に行けなくなってしまったことで悩むのは親も子供も同じです。お互いの気持ちを素直に話し合えば、それだけで少し進むこともあるかもしれません。
参考
体験談募集|不登校解笑マザー
きっと大丈夫 不登校は成長のステップ|ぴあぽーと
不登校回復のきっかけ|不登校対応支援機関SIA PROJECT
原因不明の不登校を脱出した親子の話|大丈夫 きっと大丈夫だから
「中学生」不登校脱出する為のきっかけ作り3つの基本|ユーログ
不登校の時に勉強はすべき?おすすめの家庭教師は?塾はどう?|ぴあぽーと
不登校から学校に行かない選択へ|オヤトコ発信所