女の子の才能を伸ばすために大切なこと
「愛されている」という自信をつけさせる
明治大学文学部教授である諸富祥彦氏によれば、誕生から6歳くらいまでは、子供にたくさんの愛情を注ぎ、自信の基盤となる「自己肯定感」をつくる時期だそうです。「自己肯定感」は親から子供に贈ることができる最大のプレゼントであり、人間は「自己肯定感」を持つことで心が安定し、幸せに生きることができます。
自己肯定感を高めるためには、スキンシップや、愛情のある言葉がけを十分に行うことが大切です。女の子は「自分は愛されている」「大切にされている」と感じることができ、自己肯定感を高めることにつながります。愛情を十分に感じて育った女の子は、自信にあふれ、いろんなことに挑戦してみようする意欲が高くなるでしょう。
興味のあることに挑戦させる
ものごとに挑戦して失敗することを恐れていると、将来社会に出てつまずいたときに立ち上がるのに時間がかかってしまうかもしれません。女の子にも進んで競争や挑戦をさせ、時には失敗するという経験もさせましょう。転んでも簡単には手助けせずにいれば、いずれ自分で立ち上がり方を学んでいくものです。
「年長さんになったら、何に挑戦してみたい?」「1年生になるまでに何を頑張る?」などと自分で目標を決めさせることも大切です。積極的に挑戦させて失敗したら、次はどうしたら目標を達成できるか一緒に考えましょう。そうすることで、女の子は「失敗しても、また挑戦すればいい」ということを学び、人生をたくましく切り開いていく力をつけることができます。
笑いの多い家庭を築く
家庭にユーモアがなければ、女の子は心にゆとりや遊びのない子に育つ可能性があります。笑うことは喜びそのものであり、人生は笑った数だけ幸せになれるといっても過言ではありません。
家庭で積極的にお笑い番組を見たり、モノマネ大会をしたりするなど楽しめるイベントを取り入れましょう。そして、子供と一緒に、親も心から笑う姿を見せましょう。親の笑っている姿は、子供の心を安定させるものです。ユーモアの多い家庭では親子のコミュニケーションが多く、クラスや友人と何かもめ事があったときも気軽に話せるかもしれません。
親自身が生きがいをもつ
生きがいを持っている人は、どんな境遇でもたくましく生き抜こうとする力が高いものです。女の子の年齢にもよりますが、親の生きがいについてゆっくり話をする機会を作ってみてください。
特に、母親が仕事や趣味などで楽しく充実した日々を過ごしている場合、その姿を見て育った女の子は、人生の生きがいや夢中になれることを見つけるのが上手になります。休みの日は、料理やスポーツなどを親子で一緒に楽しみましょう。親子で共通の体験をし、楽しかったという経験を重ねることは、いずれ女の子自身の趣味や生きがいを見つけるのに役立つでしょう。
また、女の子が幼いころから好きだった行動や、喜びを感じることが何か分かったら、それを体験する機会をたくさん作ってあげることもおすすめです。
まとめ
女の子の育て方についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。特に母親の存在が大きいことが分かりましたが、父親は、母親がいつも笑顔でいられるようにサポートするという重要な役割があります。
女の子が幸せな人生を歩んでいくためには、親自身が生きがいと夢を持ち、人生を楽しむことが1番の近道と言えそうです。
参考
お母さんのための「女の子」の育て方|高濱 正伸
女の子の育て方 子どもの潜在意識にこっそり“幸せの種”をまく方法|中野日出美
女の子の育て方~「愛され力」+「自立力」=「幸福力」。0~15歳児の親が必ずしておくべきこと。~|諸富 祥彦
母親の影響力大!? 女の子の育て方で大切なこと|いこーよ
女の子を育てるとき、一番必要なのは母親。では、父親の役割は…?|まぐまぐ
女の子の育て方が実は難しい理由、よくある4つの悩み|Allabout
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