2歳児に必要なしつけとは?上手な叱り方とほめ方について - cocoiro(ココイロ)

かわいい子供も「魔の2歳児」と言われる時期に入るとこれまで天使のように見えていたのが嘘のように小さな悪魔に変わってしまうと言われていますが、この時期に適切なしつけができるかどうかで、子供の人生が大きく左右されるようです。当記事では、2歳児へのしつけについてまとめました。

魔の2歳児とは?2歳児の特徴

なぜ「魔の2歳児」と言われるのでしょうか。2歳になると語彙が増え、運動能力も高まり、好奇心が湧いてきます。「なんでも自分でやってみたい」という時期になります。親からすると、それらの行為をヒヤヒヤしながら近くで見ていることになりますが、それは順調に発達している証です。だからこそ、親はどこまで注意をしたら良いのか悩むことになります。

自立心の芽生え

2歳児になると体格もより成長していきます。話せる言葉の数も増えて、周りにはっきりと意思表示をするようになります。つまり、自己主張が始まるのです。さらに、運動能力も発達してきます。自分の好奇心の赴くままに走り出すので親からすると目が離せません。
頭ごなしに「ダメ」と言うと自分の意思がとおらないので反発してきます。いわゆる「イヤイヤ期」です。このイヤイヤ期は、子供の成長にとってなくてはならないもの。多くの親にとって泣き言を言いたくなる時期ですが、子供が順調に成長している途中なのだと言い聞かせましょう。

この自己主張力はやがて自己の確立や自己肯定感につながります。どう注意しても反抗されるからといって、強引に押さえつけてしまうのは良くありません。

基本的生活習慣の確立

自立の芽生えの時期である2歳児は、なんでも自分でしたがる時期です。今までは親にしてもらっていた歯磨きや着替えなどの生活習慣も自分ですると言い出します。やる気は十分あるものの親からすると何をさせても時間がかかってイライラしてしまい、つい「もうママがしてあげる」と手を出してしまいがちです。

しかし、ここで親が手助けしてしまっては、せっかくの自立が妨げられてしまいます。2歳児でも自尊心はあります。子供の「やりたい」という気持ちを尊重して最後まで見届けましょう。そして自分がやりたいことをやり遂げたときに褒めてあげると、子供は達成感を味わい成長するのです。