小学生の読書感想文におすすめの本10選!書き方のコツもご紹介 - cocoiro(ココイロ) - Page 3

読書感想文の構成

一般的な作文と同様、「書き出し」「話の中心」「まとめ」の三部構成を意識しながら書けば文章が大きく崩れることなく、内容に一貫性があり、上手にまとめられた読書感想文に仕上げることができます。

書き出し

「書き出し」には本を読んだ理由やきっかけをはじめ、主人公の性格や特徴、出来事、そのほかの登場人物といった本のあらすじや内容にや、読む前に持っていた本に対する印象を書きます。

本を読んだ理由やきっかけは「タイトルがおもしろそうだったから」、「表紙の絵がきれいだったから」、「友達におすすめされたから」など、さまざまなものがあります。次に、ふせんに書いたメモを参考に本のあらすじも書きましょう。子供があらすじを書くことに手間取っているようであれば、インターネット上や裏表紙などに書かれた本の紹介文を参考にするといいでしょう。

あらすじは文字数を稼ぐことができるところではありますが、あくまでも感想文であって本の要約文ではないことを覚えておきましょう。あらすじがメインとならないように注意し、200文字程度を目安に短く簡潔にまとめるようにします。

話の中心

「話の中心」は読書感想文の主体となる部分です。本に貼ってあるふせんを見直し、感想文に必ず書きたいことや心に強く残っているものを3つほど選びます。ふせんを選ぶ数は、読書感想文の文字数によって調整するといいでしょう。そして、選んだふせんを見ながら書く順番を決めます。順番は以下を参考にし、子供の好きな順番で書かせてあげましょう。

  • 話の出来事順
  • 印象に強く残っているものの順
  • 印象に強く残っているものを最後に書く

この部分では、本の内容を子供自身やこれまでの体験と比較させます。「自分が主人公だったらどうする」、「自分だったら別の方法や手段を取っていただろう」など、自分の考えや主人公との違い、登場人物に対する疑問などを含めるとよりおもしろく仕上げられるでしょう。

話の中心を書くコツは、「まず」「続いて」「それから」「最後に」といった接続詞を使うことです。接続詞を用いることでスムーズな流れを作ることができ、読みやすい読書感想文を書くことができます。

まとめ

「まとめ」は「書き出し」の繰り返しになってしまいがちなので注意が必要です。読書感想文のまとめとして、読み終えて感じたことや本から受けた影響、作者がこの本を通して伝えたいことを書きます。新たについた知識や興味がわいたこと、気づきなども含めると良いでしょう。また、本から得たことや作者が伝えたいことを、今後にどう生かしていきたいかも書きます。

原稿用紙の使い方

「この本を読んでみたい!」と思わせる良い読書感想文が書けているのに、原稿用紙の使い方が正しくないのはもったいないことです。原稿用紙の使い方をしっかりおさえ、中身だけではなく見た目にも素晴らしい読書感想文を書きましょう。以下に挙げるポイントを覚えておくと便利です。


(参照元:中学生 読書感想文の書き方例!構成やコツを紹介。高校生でもOK|なんでも情報発信局 

①上を3マス程度空け、1行目に題名を書く。2行目に名前を書き、下は1マス空ける。
②本文の書き始めや、新しい段落の最初は1マス空ける。
③「。」や「、」の句読点、それから感嘆符(!)と疑問符(?)は、文字と同じように1マス使って書く。位置はマスの右上。会話や語句の引用はかぎかっこ(「」)を使用する。書き始めは行を変え、始めのかぎかっこ(「 )は1マス使って書く。文の終わりは1マスに句点(。)と一緒に文を閉じるかぎかっこ( 」)を書く。
④小さな「ゃ」「ゅ」「ょ」「っ」も1マスに1文字書く。位置はマスの右上。行頭に書いても良い。
⑤「。」や「、」の句読点は行の冒頭には書かず、最後のマスの文字と一緒に書く。
⑥縦書きで数字を書く場合は、漢字で書くのが原則。

ここでは一般的な原稿用紙の使い方をご紹介しました。学校の先生から指示された書き方と異なる場合は、先生の言うことにしたがいましょう。