読書感想文を苦手とする小学生は多く、学校の課題の中でも苦戦するものではないでしょうか。「何を書けばいいのか分からない」、「どうやって書けばいいのか分からない」と、本は読んだがそこから先に進めないと頭を抱えていませんか? 当記事では、読書感想文におすすめの本10冊と、小学生でも読書感想文がスラスラと書けるようになる書き方をご紹介します。
もくじ
読書感想文を書く小学生におすすめの10冊
小学校低学年
『ごんぎつね』(岩崎書店)
いたづらぎつねの「ごん」が主人公の作品。
起承転結が明確で読書感想文に向いている1冊です。
『かわいそうなぞう』(金の星社)
第二次世界大戦中の上野動物園で像が殺処分された実話を描いています。
夏休みの期間には平和学習の機会もあるので合わせて読むことで理解が深まるかもしれません。
『教室はまちがうところだ』(子どもの未来社)
教室で手を挙げることに緊張する小学生は多いですよね。
そんな子どもたちに失敗を恐れずに発表することの素晴らしさを説いています。
小学校中学年
『はれときどきぶた』(岩崎書店)
主人公の則安くんは、お母さんを驚かすために日記にでたらめな内容を書き始めます。
しかし、そのでたらめが現実になってしまうという物語です。
『大きい1年生と小さな2年生』(偕成社)
子どもの友情と自立がテーマの1冊。
主人公の勇気ある行動に読んだ子どもたちは刺激を受けること間違いありません。
『チョコレート戦争』(理論社)
子供が憧れる町一番の洋菓子店「金泉堂」が舞台のユーモラスな作品です。
読書感想文のネタとなるような場面が多く展開されていますので、おすすめの1冊です。
『シャーロットの贈り物』(あすなろ書房)
動物の世界を舞台とした生と死がテーマの感動作。
生と死が表裏一体であることなど多くの学びがある作品です。
小学校高学年
『注文の多い料理店』(ポプラ社)
宮沢賢治の代表作、損得ばかりに意識を向ける傲慢さに、自然がお灸をすえる展開です。
『坊ちゃん』(新潮社)
夏目漱石の代表作、読書感想文として坊ちゃんを選ぶ際には、夏目漱石の人物描写などを加えることも良いかと思います。
松山中学在任時代をもとにした近代小説です。
『バッテリー』(教育画劇)
野球を題材にした有名な青春ストーリー。
主人公2人の友情話に加えて、思春期ならではの悩みも描写された作品となっています。