本を読む2つのコツ
ただ本を読んだだけでは、読書感想文を書くことは難しいものです。読書感想文を書くためには、本の読み方にもコツが必要です。ここでご紹介する2つのコツをつかみ、それから本を読み始めてみましょう。
①読みながら想像する
本を読みながらさまざまなことを想像するように子供を促してあげましょう。場面や風景はどうでしょうか。登場人物の気持ちはどうでしょう。驚いているのか、それとも怖がっているのか考えてみます。また、登場人物と同じ行動を取ることができるかなど、「自分ならどうするか」ということにも思いをめぐらせてみるといいでしょう。
②本にふせんを貼る
本を読みながらふせんを貼っていきましょう。こうすることで、本を読んだときに感じたことや心を動かされた場面などを見直しやすくなり、構成を考える際に役立ちます。以下に挙げる箇所にふせんを貼りながら読み進めてみてください。
- 「面白い・楽しい・悲しい・怖い」など何らかの感情を感じたとき
- 登場人物の心境に変化があったとき
- 作者がこの本を通して伝えたいこと
- 好きな場面やセリフ
- 感動したことや共感したこと
- 気になったこと
- 分からない部分や読み返したい箇所
「自分が感じたことは緑のふせん」「登場人物の心境は赤いふせん」といったようにふせんを色分けして使えば、あとで見返したときにより分かりやすくなります。小学校低学年の場合は、親がふせんを貼る補助をしてあげるといいでしょう。
また、ふせんの数は5〜10枚を目安としましょう。あまり多く貼りすぎるとどれが重要なのか分からなくなり、後で感想をまとめるのが大変です。ふせんの数が増えてきたらすでに貼ってあるものを見比べ、重要度の低いものははがしましょう。