句読点が多すぎるときの対処法
一文を短くする
句読点が多すぎるときは、その文章自体が長すぎたり、不必要なことを書いていたりすることがあります。
文章が長すぎる例
僕が夏休みに読んだ本は、オズの魔法使いで、この本を選んだきっかけは、いとこのお姉さんにおすすめされたからで、面白くて一気に最後まで読んでしまったので、この読書感想文の題材にすることにしました。
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僕が夏休みに読んだ本は、オズの魔法使いです。この本を選んだきっかけは、いとこのお姉さんにおすすめされたからです。面白くて一気に最後まで読んでしまったので、この読書感想文の題材にすることにしました。
読点を使い1文にまとめようとした結果、文章が長くなっています。適度に句点を打ち、1文を短く区切った方が、読み手には伝わりやすくなります。
また、その文章に不必要な情報を思わず書いてしまい読点が多くなった場合は、必要ない部分を思い切って削るといいでしょう。意味がすっきりとまとまり、理解しやすくなります。
言葉の並びを変えてみる
言葉の並びを変えると、読点なしでも伝わることがあります。
例文
柴犬が、雨でびしょびしょに濡れた子犬を追いかけていた
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雨でびしょびしょに濡れた子犬を柴犬が追いかけていた
1文の中に読点が多すぎるときや、文章のリズムを変えてテンポ良く読んでほしい場合などに有効なテクニックです。
終わりに
作文での句読点の使い方をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? ここでご紹介した句読点の使い方は、将来のビジネス文書や小論文などでも使える基本的なテクニックです。
ぜひ、お子さんが小さいころから作文などを通して身につけさせてください。また、句読点の使い方を変えるだけで文章の印象は大きく変わり、とても読みやすくなります。
読みやすく伝わりやすい文章を書けることは、将来に向かって大きな武器になります。ルールは細かいですが、根気強く身につけてさせるといいでしょう。
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参考
原稿用紙の使い方|Z会作文クラブ
文章力の基本(2009)『文章力の基本』日本実業出版社
原稿用紙・作文用紙の書き方、すべてわかります【作文、感想文、小学生から就活まで対応】|コミュニケーションBLOG
句読点の使い方|通信講座クレア作文学校
【読点の打ち方】文章に「、」を打つタイミング12パターン
読みやすさアップ!冗長表現を削って文章をスリム化|こぶたの鉛筆