時間や場面が変わるところに使う
例文
娘は1年前から幼稚園に通いだし今はたくさんの友達がいる
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娘は1年前から幼稚園に通いだし、今はたくさんの友達がいる
このように、時間や場面が変わるところに読点を打つと、意味の固まりが理解しやすくなります。
2つのものを比べるときに使う
例文
息子は新しい土地への引っ越しを楽しみに思う一方で見知らぬ土地で新しい友達ができるか不安に思っている
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息子は新しい土地への引っ越しを楽しみに思う一方で、見知らぬ土地で新しい友達ができるか不安に思っている
例文は期待と不安を比較している文章です。このように相反する文章の間に読点を打つと、対比が分かりやすくなります。
原因と結果、理由と結論の間に使う
原因と結果の例文
ひどい人混みの中で人の流れにのまれて抜け出せず目的地と反対の場所に来てしまった
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ひどい人混みの中で人の流れにのまれて抜け出せず、目的地と反対の場所に来てしまった
理由と結論の例文
子供は小さいころからお絵かきが大好きなので絵画教室に通わせることにしました。
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子供は小さいころからお絵かきが大好きなので、絵画教室に通わせることにしました。
この文章のように原因と結果、理由と結論から成り立つ文章はたくさんあります。読点を打つことで「こうだから、こうだ」という因果関係が分かりやすくなり、文章が読みやすくなります。
前提と結論の間に使う
「こうなったら」という前提の説明が終わった後で読点を打つと、文章が分かりやすくなります。
例文
お困りのことがありましたらすぐに係の者にお声がけください。
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お困りのことがありましたら、すぐに係の者にお声がけください。
逆説に変わるところで使う
逆説とは、文章の流れがそれまでとは逆の方向に向かうことです。
例文
テニスが好きだという気持ちとは裏腹に今年はほとんどテニスをやらなかった
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テニスが好きだという気持ちとは裏腹に、今年はほとんどテニスをやらなかった
このように文章の流れが逆に向かうところで読点を打つと、意味の切れ目が視覚的にも分かりやすくなります。