4段落で構成を考える
作文を書くときは、4段落で構成を考えましょう。作文の書き方を全国の子供達や教師に教えている岩下修さんが推奨する作文の基本構造をご紹介します。
◆1段落(はじめ)…これから自分が書く内容を簡単に紹介する。
例:ぼくのいちばんのたからものはつくえです。◆2段落(なか1)…テーマに関して何か1つのことを書く。
例:しかくがおおくて、ぼくのせのたかさぐらいです。
つくえには、ほんがいっぱいおけます。
ひきだしが5つあって、ひとつめはトランプやペンがはいっています。
ふたつめは、わすれてしまいました。
三つめは、えんぴつがはいっています。
四つめは、おりがみがあります。
五つめは、もらったものがはいっています。◆3段落(なか2)…テーマに関して何かもう1つ書く。
例:このつくえは、おじいちゃんがしんじゃう2しゅうかんまえにかってもらいました。おじいちゃんからのさいごのプレゼントです。いまは、そこでべんきょうをしています。つくえは、ぼくのへやのすみっこにおいてあります。◆まとめ…なか1・なか2を書くなかで考えたことをまとめる。
例:おじいちゃんがいるとおもってべんきょうしていると、すぐにべんきょうがおわります。
(引用元:作文の神様が教える!目からウロコの作文の書き方マジック)
4段落で内容を整理しながら作文を書けば内容も整理しやすく、相手に伝わりやすい文章を書くことが出来ます。また、4段落で整理する方法は、大人になってからビジネス文書などの長い文章を書くシーンでも役立ちます。子供の頃から4段落に整理して書く技術を、作文を通して身につけておきましょう。
作文を見直す
本文が書き終わったら、次のような事柄を見直すようにしましょう。
- 誤字脱字がないか
- 原稿用紙を正しく使えているか
- 句読点を打つ位置が間違っていないか
- 文法がおかしくないか(例、主語と述語が対応しているか)
- 話の繋がりがおかしいところがないか
- 長すぎる一文がないか
これらを見直し、本文が書き終わってからタイトルをつけてみてください。
それでもうまくいかない場合
学校の先生との相性や教材にも相性がありますので、うまくいかなくてもあまり落ち込まないでください!
ここまで読んで上手くいかなかった場合は、家庭教師などを利用して自分が落ち着つける環境で指導してもらうのもいいかも知れません。
それか、「齋藤孝とつくる本 いますぐ書けちゃう作文力」の著者でもある明治大学の齋藤孝先生監修「ブンブンどりむ」など、作文の添削サービスを利用してみると良いでしょう。
ブンブンどりむは利用者の95%が中学受験にも役立ったと回答しており、子供の作文力を上げるのにおすすめの教材です。
終わりに
作文のテーマを選ぶのは大人でも非常に難しいことです。子供であれば、何ひとつ思いつかない……ということも珍しくないでしょう。そのようなときは、ご紹介した方法を上手く組み合わせながら、テーマを探ってみてください。
テーマを決める、というハードルを越えれば作文が書きやすくなるお子さんも多いことでしょう。お子さんが作文に慣れるまでは、親御さんがフォローしてあげてくださいね
参考
新聞活用で成績アップ 記事を使って作文練習|朝日学生新聞社
書くことがない子どものための「日記・作文メニュー表」|教育zine~明日の教育を創る人へのウェブマガジン~
作文を書く6つの手順|Z会作文クラブ