【中学生の恋愛】どこまでOK?子供には聞けない中学生の恋愛事情 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

気になる恋愛の実態!中学生の恋愛はどこまでOK?

Teenage girl with heart shape air balloon, skateboard and mobile phone.

大人であれば恋人同士になると、一緒に出かけたり生活をともにすることが多くなります。まだまだ制限の多い中学生の恋愛は、どんなことをして、どこまで進んでいるのでしょうか?

(1)どんなデートをしている?

中学生の恋愛でも、デートをするカップルは多くいます。しかし部活動が始まったり、勉強が難しくなったりと小学生よりも忙しくなる子供もたくさんいます。それでは、中学生はどのようなデートをしているのでしょうか?

登下校をともにする

休みの日はほとんど部活動に費やしてしまうなど忙しい中学生カップルの場合は、一緒に登校・下校することが彼らなりのデートになっていることもあります。家の方向が違う場合でも、彼氏が彼女の家の近くまで送るなどして一緒にいられる時間を増やすこともあるでしょう。

休みの日に出かける

予定の都合がつく場合は、2人で出掛ける中学生カップルもいます。大人ほどお金をかけたデートはできません。しかし、小学校のころと比べてお小遣いをもらったり、お小遣いの金額が増えたりする子供もいます。公園やファストフード店、映画や地元のお祭りなど、やりくりできる範囲内で出かけることを楽しんでいるものです。

試験前に一緒に勉強する

試験前に一緒に勉強することも、中学生なりのデートの1つです。学校で自習をしたり、図書館へ行ったり、どちらかの自宅へ行ったりなど勉強場所はさまざまです。遠出をしなくても、2人でいられる時間が「デート」であると考えている子供もいるでしょう。

(2)キスはする?

中学生は異性に大きな興味を示す年ごろです。2人でいる時間が長くなれば、手をつないだり、ハグをしたりする中学生カップルは多いでしょう。もちろんキスも例外ではありません。中にはキスをしている写真やプリクラを撮ったりして、2人の思い出として記録する中学生もいます。

(3)それ以上のことは?

親として気になるのは、キス以上のこと、つまり体の関係までしているのか? ということでしょう。小学校・中学校の保健の授業を通して少しずつ性に関する知識を得てはいるものの、体はまだ大人とは言えません。

中学生の性に関する調査を行っている団体の1つに、日本性教育協会(JASE)があります。同協会は2013年12月、都内の児童・生徒を対象に「児童・生徒の性に関する調査」を行いました。調査の対象は都内の小学生男子541人、女子509人、中学生男子1,253人、女子1,387人、高校生男子1,477人、女子1,715人です。

調査の中で、性的接触をしたいと思ったことがあるかについて質問しています。中学3年生の回答は、以下のようになりました。

それ以上のことは?

(引用元:「児童・生徒の性に関する調査」|JASE 現代性教育研究ジャーナル

調査の結果、中学3年生の男子の25.7%、女子の10.9%が性的接触をしてみたい、と思ったことがあることが分かりました。1980年代後半から1990年代前半にかけて示されていた高い数値と比較すると、大きく数値が下がっていることが分かります。また、女子に至っては約10%という結果となりました。男女ともに異性に興味はあるものの、体の関係まで実際に至るカップルは多いとは言えないでしょう。

しかしながら、性的接触を希望したり、興味を持っていたりする中学生がいるのは事実です。「我が子は大丈夫」と無関心にならないよう、関心を持たなければなりません。