大安日(2月4、9、15、21、27日)
大安日も雛人形を飾るのに、良いとされている日です。立春も雨水の日も逃してしまった、という場合はそれ以降の大安日でも大丈夫。雛人形を飾るにのは問題ありません。
大安は、暦に記されている運勢を表す暦注の中にある「六躍」の一つです。何をするにしても「大いに安し」ということで、お祝いごとや新しいことなどをするには良い日です。
2019年の大安日は、2月4、9、15、21、27日です。
仏滅以外の日は時間帯を選べば「吉」になることも
六曜には、「大安」「赤口」「先勝」「友引」「先負」「仏滅」があります。大安はこの中で一番おめでたい日ではありますが、仏滅を除けば他の日がすべて悪い日というわけではありません。時間帯を選べば「吉」になる時間帯もあります。
「赤口(しゃっこう)」は、古来より魔物がすむ不吉な日とも言われますが、正午だけは「吉」の時間帯とされています。
「先勝(せんしょう)」は、先回りをして勝ちにいくことを表す日です。午前中は「吉」、午後は「凶」の時間帯と言われています。
「友引(ともびき)」は、友人を引き込むという意味の日です。雛人形を飾るのには問題のない日ではあります。朝と夕方が「吉」の時間帯です。
「先負(せんぷ)」は、午前が良くなく、午後が「吉」の時間帯。無難に過ごすのが良いとされている日のため、雛人形の飾りつけにはあまり向いていませんが、午後に飾り付けするのがいいでしょう。
「仏滅(ぶつめつ)」は、一日中安静にしているのが「吉」とされているので、何かをするのには向いていません。雛人形の飾りつけも仏滅の日は避けたほうが良さそうです。
立春や雨水の日、大安などできれば、縁起の良い日に飾り付けたいところですが、天候やお休みの予定などで都合がつきにくい場合もあることでしょう。
六曜の時間帯を合わせて、ひな祭りの飾りつけをするのもいいでしょう。
遅くとも一週間前までに飾るのが吉
華やかなひな祭りですが、雛人形を飾るのが遅くなってしまうこともあるかもしれません。3月3日のひな祭り当日一週間前までには飾り付けを終わらせるのがいいでしょう。
前日に飾るのは縁起が悪い?
前日に飾るのは「一夜飾り」と言って、縁起が悪い行為だとされています。
雛人形は付属品や飾るものも多く、飾り付けが大変な面があります。ひな祭りの飾りが家にあるだけで華やかになりますし、1日だけではもったいないので、早めに飾り付けの準備をしましょう。
地域によっては新暦にひな祭りをすることも
北陸地方や東北地方では、ひな祭りを4月3日に行うこともあります。
なぜかというと、新暦の4月3日が旧暦の3月3日だったからです。先祖代々受け継いできた昔ながらの雛人形を飾るという、ひな祭りのイベントが多いのもこの時期です。
現代の雛人形とはまた違う雰囲気の雛人形を見つけに、お出かけしてみるのも面白いでしょう。