ひな祭りの歴史や由来とは?ひな祭りの意味の子供への伝え方 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

ひな祭りに人形を飾る理由

ひな祭りには、どうしてひな人形を飾るのでしょうか?

ひな人形に込められた意味や、人形の配置、ひな人形と一緒に飾られる桃の花の意味、ひな祭りに食べられる食べ物について知りましょう。

ひな祭りの人形の意味

ひな人形には、もともと元々厄祓いのルーツがあることから、子供の厄祓いと子供どもの健やかな成長を願う意味があります。

また、ひな人形が宮中のおひな様とお内裏様の結婚式の様子を表した人形であるということから、幸せな結婚ができますようにという願いも込められています。

ひな人形の配置

ひな人形の配置ですが、向かいから見て左に男雛、右に女雛を置くのが一般的です。しかし京都では、左が女雛、右が男雛と逆の配置になります。

どうして違いがあるのでしょうか?

これは京都御所の伝統に由来します。京都御所にある紫宸殿(ししんでん)は南向きに建てられていて、天皇がいる位置からは日が昇る東の方角が左側に見える、という理由で左の方ほうが位が高いというように決められたようです。

天皇を表す男雛が鎮座する位置が左側が京都では定位置となります。このため、向かい合って見ると男雛が右側にあるのです。地方によってひな雛人形を飾るルールは違います。

江戸時代から庶民へと広まったひな雛人形ですが、豪華な飾りの7段飾りは昭和初期から始まったと言われています。

現代では家も狭くなってきていることから、豪華な7段飾りよりはコンパクトなタイプが主流となっています。女雛、男雛だけの1段飾りが多いですが、女雛、男雛の配置を気にして飾ってみるのも良いでしょう。

桃の花を飾る理由

中国から伝来された「上巳の節句」には、桃の花を飾り、桃の花を漬けたお酒を飲むという習慣がありました。桃の花には「魔除け」や「長寿」の意味があります。

桃の花を飾ることから「上巳の節句」は「桃の節句」と呼ばれるようになりました。旧暦の3月3日(現在の4月3日)ごろは丁度、桃の花が咲く時期だったことから、ひな祭りでも桃の花を飾り子供の成長を祈願したのです。

ひな祭りの食べ物

ひな祭りに用意されるご馳走。料理にもさまざまな意味が込められています。

ちらし寿司

腰が曲がるまで長生きしますようにという長寿の願いを込めた海老や、見とおしの良い人生になるようにとの願いを込めたレンコン。健康を願う豆などを1度に食べられる縁起の良い料理です。

白酒・甘酒

「上巳の節句」で、桃の花を漬けたお酒を飲む習慣があった名残として、日本では白酒や甘酒が飲まれるようになったようです。

白酒は、みりんに蒸した米や麹を混ぜて熟成発酵させたもので、アルコールが10%ほどあります。ひな祭りを子供と一緒に楽しむなら、アルコール度数のない「甘酒」がおすすめです。

ひし餅

ひし餅は、緑と白とピンク(桃)の3色を重ねたお祝いの餅です。

色の意味には諸説ありますが、緑は「長寿や健康祈願」、白は「清らかで穢れがないこと」、ピンクは「桃の花から魔除け」の意味があるとされています。

緑の餅にはヨモギを、白い餅には血圧を下げるひしの実、ピンク色の餅は解毒作用のあるクチナシを使います。

ひし形は、「心臓」を表しているそうで、災いを避けるという意味があります。

ひなあられ

ひな祭りの伝統的なお菓子といえば、ひなあられ。小さくまるめた餅に砂糖を絡めて炒ったお菓子です。

ピンク、白、緑、黄色のかわいらしいお菓子ですが、この色は四季を表しています。「四季を通じてこれからの1年を健康に過ごせますように」という願いが込められています。

はまぐりのお吸い物

平安時代には、はまぐりの貝を使った「貝合わせ遊び」がありました。はまぐりの貝殻は対になるものでなければ、ぴったりと合うことがないということから、夫婦の象徴とされてきました。

一生1人の人に添い遂げるように、良い人に巡り合うようにとの願いが込められています。