雲雀丘学園小学校の入学案内情報
入試の日程
雲雀丘学園小学校の入学試験は「A日程」「B日程」の2回に分かれており、それぞれ9月、1月に受付をしています。
受験資格に自宅からの通学時間が1時間以内とあるので、注意が必要です。
入試問題の難易度
幼稚園の指導領域から大きく外れることがない難易度で、「ことば」「社会性」「数・図形」「環境」「表現」「身体機能」「生活習慣」の7領域での問題があります。
多くのことを知っているというより、自分で考える・判断する、根拠を持って答えられるかを確かめているよう。興味・関心・探求心を持つことが将来伸びていく要素だと考えていることから、回答が正解ではなくても「どうしてこう思ったの?」という問いに根拠が言えるのであれば部分点を与える問題が多いようです。
ただ、最低限6歳児としての生活習慣、挨拶・片付け、友達の関わり方などはチェックされています。過去の試験についての解説の一部を紹介します。
ことば
ことばの試問では、きちんと文章で話せることが大切です。
例えば、芽が出ていて二人が喜んでいる絵を見て、
「花の芽が出ているので、二人が喜んでいますね。」と説明します。絵のようすを文にして話すのだと理解してもらいます。そして、女の子が石につまずいて泣いている絵を見せて、「では、この絵はどうですか。」と尋ねます。
「女の子が石につまずいて、泣いています。」と絵の状況が詳しくできるかどうかを見ます。さらに、「ではこの後、女の子はどうしたと思いますか。」と問いかけます。これには正解というものはないので、「○○に話しました。」「先生に傷を治してもらいました。」など、その後の様子を話せればいいですね。このとき、無言だったり単語だけの表現だと減点になります。
自然・環境
自然環境の試問では、とにかく手にとってやってみること。
例えば、いろんな球を積み木に当てて倒す実験をします。
このとき、どの球を使えば積み木が多く倒せるかを予想させます。
これには球の重さも関係しますから、示されたいろんな球を手にとって重さを確かめてから答えることが必要です。反射的に即答するのでなく、考えているようす・確かめようとする姿勢に点数を与えられますので、実際に試してみて予想が外れた場合でもそのことは点数には関係ありません。
生活習慣
生活習慣は普段の生活の中で身についた態度や技能を見ます。
必ず出題している「瞑想」では、次のような指示が出ます。
「先生と同じように座りましょう。手は膝の上に置きます。
今から、先生が「はい、いいですよ。」と言うまで、黙って目をつぶってじっとしてい ましょう。目を閉じなさい。では始めます。」
1分間、良い姿勢で静かに目を閉じていられるかどうかを見ます。
また、お箸の持ち方や元気なあいさつなど、ご家庭でのしつけとして身についているものを見るための出題をします。
(引用元:入試問題について|学校法人雲雀丘学園 雲雀丘学園小学校)
また、学校側から保護者の方へのメッセージもありますので紹介します(一部抜粋)。
いろいろなことに正解のみを求めようとしないで、たとえ間違っていても、「あなたはそんな風に考えたんだね。どうしてそう思ったの?」「なるほど、よく考えたね。」と、いったんはお子さんの考えを認めて、自分なりに考えたことをほめてあげるようにするといいと思います。
もちろん、間違った判断に対しては、「お母さんはこう思うよ。」と、後でアドバイスしてあげることも必要でしょうが。
また、自分の思いを端的にお話しできなくても、聞いている大人が、お子さんの言いたいことを理解してあげようとして聞くことも大切だと思います。そして、最後までお話を聞いてあげてから、「あなたの言いたかったのはこういうことかな?」と考えをまとめてあげると、「そんな風に言えばよかったのか。」と、一つひとつが学びの場になることでしょう。
(引用元:入試問題について|学校法人雲雀丘学園 雲雀丘学園小学校)
入学納付金、学費
過去の入学納付金、授業料などを表にまとめました。
入学時納付金 | 入学金 | 260,000円 |
施設費 | 180,000円 | |
服装、学用品等 | 75,000円 | |
授業料等(年額) | 授業料 | 342,400円 |
施設維持費 | 111,600円 | |
教育充実費 | 40,800円 | |
冷暖房費 | 15,000円 |
他に、PTA会費、修学旅行積立金などがかかります。