小学生が通えるフリースクールの例
東京シューレ
フリースクールの草分けと言われる東京シューレは、1985年に開設され、卒業生は1,500人を超えます。キャンパスは、王子・新宿・流山・太田の4ヵ所あり、6歳~23歳の生徒が学んでいます。キャンパスへの通学以外にも、在宅支援(ホームシューレ)を実施しています。
不登校の子どもの成長支援、子どもの自主性を培い、子ども中心の新しい教育を創り、親・市民・学生への学習機会の提供や相談活動など、幅広い活動を展開しています。
スマイルファクトリー
スマイルファクトリーは、全国初の公設民営型フリースクールです。小中学部は、池田市教育委員会より委託を受け、池田市民は無料で利用できます。また、スマイルファクトリーでの出席は、在籍校での出席日数に認定されます。
高校との合同授業など、学年の垣根を超える学習に力を入れています。年齢や異なる問題を抱えるの子供同士でコミュニケーションをとる機会を日常的に設けています。お互いの多様性を認め合うことにより、どんな子でもいやすい場所作りをしています。
松実高等学園初等部
松実高等学園は、「教えるのではなく、学びたいものを提供する」ことを理念としています。学習指導要領に縛られず自由なカリキュラムを組むため、あえて株式会社の形態をとっています。臨床心理士の資格を持つ先生を配置し、少人数制で、きめ細やかなサポートを提供しています。小学校4年生以上の子供を受け入れています。
フリースクール ネモ
フリースクールネモは、プログラム主体ではなく、子供に居場所を提供することを目的としています。プログラム主体のフリースクールを「社会と家の半分の場所」とすると、フリースクールネモは、「家とフリースクールの半分の場所」と言えるでしょう。安心してゆっくりできる、行っても何もしなくてもいい場所、生きているだけで評価される場所を提供しています。
YSCグローバル・スクール
日本に住む外国籍の子供は年々増えています。外国へルーツを持つ子供は、日本語のサポートが必要なだけでなく、文化的背景が異なるため、地元の学校になかなかなじめません。外国籍の子供が多い100自治体を対象に行った毎日新聞の調査によると、日本の義務教育年齢にも関わらず、学校に通っているか確認のできない「就学不明」の外国籍の子供は約1万6,000人に上りました。
YSCグローバル・スクールは、そのような子供たちのために、日本語教育や学習支援を行っているフリースクールです。
まとめ
不登校の理由は千差万別です。不登校児童の数だけ、学校では汲み取り切れないニーズがあるといえます。そのニーズに応えるために、全国には多種多様なフリースクールがあります。フリースクールのほとんどは体験入学を受け付けています。ぜひ子供と一緒に見学に行ってみてください。
参考リンク
小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査(P6、8、14)|文部科学省)
松実高等学園開校10年 松井石根学園長(69)に聞く|朝日新聞
外国籍の子、就学不明1万6000人 100自治体で調査|毎日新聞2019年1月12日
フリースクールってどんなところ?|不登校サポートナビ
フリースクールの小学校はどんなところ?特徴9つ!|MAMARINA