【小学生が通えるフリースクール】フリースクールの特徴と意義 - cocoiro(ココイロ)

小学校の不登校児童数は、ここ5年間一貫して増え続けており、学校に行かない・行けない児童が孤立してしまわないよう、学校に代わる多様な施設が求められています。フリースクールは、不登校児童を受け入れることを主な目的として設立された民間の団体・施設です。フリースクールの特徴や、学校の種類などをご紹介します。

まだ足りない不登校の小学生の受け皿

文部科学省が平成29年に行った調査によると、直近の5年間で全国の小学校児童数は減少しているにも関わらず、不登校児童数は一貫して増え続けています。

(参照元:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/10/1410392.htm)平成 29 年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について(P72) |文部科学省

実数(人)不登校の小学生は全国で35,032人います。そのうち8割近くの生徒はいずれかの機関で相談・指導を受けていますが、2割以上の生徒は全く相談・指導を受けておらず、その数は7,343人に上ります。

実数(人) ①に占める

割合(%)

小学校における不登校の児童生徒数             35,032
学校外の機関で相談・指導を受けた実人数             11,952 34%
学校内の専門スタッフによる相談・指導を受けた実人数             18,519 53%
②または③による相談・指導を受けていない人数                7,343 21%

②~③は複数回答

(参照元:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/10/1410392.htm)平成 29 年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について(P70、P92) |文部科学省

また、文部科学省の平成27年に行った調査によると、学校へ行っていない小中学生が通っている施設の7割はフリースクールで、フリースクールが不登校の小中学生の主な受け入れ先になっています。それにも関わらず、フリースクールへ通っている小学生の数は1,800人に過ぎず、フリースクールの数が足りていないことが分かります。