中学校2年生の理科の分野別勉強方法
では、4つの分野別に把握するべきポイントや勉強方法を、例題と一緒にご紹介します。
動物
動物の中で最も重要なのは、人体の分野です。各部位の名前とその働きを正しく覚えましょう。
【例題】
(1)光の刺激を受け取る感覚器官を何というか。
(2)音の刺激を受け取る感覚器官を何というか。
(3)味の刺激を受け取る感覚器官を何というか。
(4)においの刺激を受け取る感覚器官を何というか。
(5)温度や圧力の刺激を受け取る感覚器官を何というか。
【答】
(1)目
(2)耳
(3)舌
(4)鼻
(5)皮膚
(引用元:感覚器官|中学理科の学習)
天気
天気は、重要語句が多く出てくる暗記の分野です。日本の天気に影響を与える4つの気団(シベリア気団・オホーツク海気団・小笠原気団・揚子江気団)は、それぞれの特徴を覚え、地図上で位置を把握しておきましょう。季節ごとの天気も必ず押さえておきたいポイントです。
【例題】
(1)気圧は上空と地上ではどちらのほうが高いか。
(2)1気圧は何hPaか。
(3)中心付近に下降気流があるのは高気圧、低気圧のどちらか。
(4)中心付近の天気が悪いのは高気圧、低気圧のどちらか。
(5)風向きが等圧線に対して直角にならないのはなぜか。
【答】
(1)地上
(2)1013hPa
(3)高気圧
(4)低気圧
(5)地球が自転していることによって北半球では進行方向に対して右向きの力を受けるから。
(引用元:気象の観測|中学理科の学習))
化学変化
化学変化は、原子の元素記号と、分子の意味、分子を作る物質を覚えましょう。分解・化合・酸化・還元などの化学変化を理解し、化学変化式を書けるようになることも大切です。また、質量保存の法則の意味を理解し、練習問題を繰り返し解きましょう。
- 質量保存の法則とは、化学反応の前後で物質の総質量は変化しないということ
【例題】次の化学反応式を書きなさい。
(1)塩化銅の電気分解
(2)塩酸と水酸化ナトリウムの中和反応
(3)炭酸水素ナトリウムの熱分解
(4)硫黄と鉄の化合
(5)炭素の酸化
【答】
(1)CuCl2→Cl2+Cu
(2)HCl+NaOH→NaCl+H2O
(3)2NaHCO3→Na2CO3+ H2O+CO2
(4)Fe+S→FeS
(5)C+O2→CO2
(引用元:化学反応式|中学理科の学習)
電気
電気は、電球と電気回路の問題が多く出題されます。オームの法則は必ず覚えておきましょう。
- 電圧(V)=電流(A)×抵抗(Ω)
- 電流(A)=電圧(V)÷抵抗(Ω)
- 抵抗(Ω)=電圧(V)÷電流(A)
【例題】空らんに適切な語句を入れよ。
(1)同じ種類の電気どうしは( )がはたらく。
(2)異なる種類の電気どうしは( )がはたらく。
(3)異なる種類の物質をたがいに摩擦すると一方から他方へ( )の電気を持つ粒子が移動する。
(4)(3)の粒子をと( )いい、この粒子を失った方は( )に帯電し、受け取った方は( )に帯電する。これを( )という。
(5)電気が空間を移動したり、たまっていた電気が流れだす現象を( )といい、とくに圧力の低い気体で起こるものを( )という。
【答】
(1)しりぞけあう力
(2)引き合う力
(3)マイナス
(4)電子、プラス、マイナス、静電気
(5)放電、真空放電
(引用元:静電気・電子 チェックテスト|中学理科の学習))