国際社会で活躍する人に!東京学芸大学附属大泉小学校について解説 - cocoiro(ココイロ) - Page 3

入学試験の日程

東京学芸大学附属大泉小学校は、一次選考(抽選)と二次選考(総合調査)に分かれているのが特徴です。一次選考の抽選で入れた児童は、二次試験の受験資格を得られる流れとなります。
2019年度の選考前の流れは以下のとおりでした。

・説明会:2018年9月22日(土)男子9:30~、女子13:00~
・入学志願表配付:2018年9月22日(土)15:00まで、9月25日(火)~10月5日(金)9:00~12:00、13:00~16:00
・入学志願表願書提出:2018年10月9日(火)~12日(金)9:00~12:00、13:00~16:00

一次選考と二次選考・三次選考の日程について次のとおりです。

一次選考

一次選考は抽選方式のみとなっており、筆記試験などはありません。例年、受験番号の下1桁で当選か否かが決定します。

・一次選考日:2018年10月20日(土)男子10:00~、女子13:00~

二次選考・三次選考

二次選考・三次選考は、決定まで時間的にも長いため、こまめにスケジュール確認しておくと良いでしょう。

・願書配付:2018年10月20日(土)男子抽選終了後~11:30、女子抽選終了後~14:30、10月22日(月)~23(火)9:00~12:00、13:00~16:00
・出願日:2018年11月5日(月)~7日(水)9:00~12:00、13:00~16:00
・二次選考日(発育総合調査):2018年11月28日(水)~29日(木)の2日
※両日とも参加必須、選考日前に入試のタイムスケジュールがホームページに公開
・二次選考発表日:2018年12月1日(土)9:00~9:30
※併せて三次選考の受付
・三次選考日および発表日(抽選):2018年12月1日(土)10:00~

入試条件のエリア

東京学芸大学附属大泉小学校では、自宅から学校までの通学にかかる片道の時間が合計で40分以内と定めています。公式ホームページでは、通学区域の計算方法に関する情報が公開されているので、チェックしておくと良いでしょう。

参考までに、通学の区域ギリギリのエリアとして挙げられる駅(抜粋)は、西早稲田駅・久我山駅・後楽園駅・狭山市駅などです。

ただし、受験時に通学できる区域に住んでいなくても入学前に通学区域内に引っ越す受験者に対しては、「転居に関わる誓約書」を記載すれば、受験資格が得られるようになりました。

入学試験の内容

入試に関しては、2日間にわたって行われます。
1日目は、ペーパー試験・行動観察・運動の3つです。難しい内容がないため、内容に慣れればおおむね答えられる内容となっています。

そして、2日目は、面接・巧緻性の試験の2つ。特に巧緻性については、手の器用や不器用に関係なく、粘り強く取り組む姿勢が評価の対象となります。

入試の出願倍率

2017~2018年の倍率は次のとおりです。

・2017年:男子14.6倍、女子12.6倍
・2018年:男子13.4倍、女子11.7倍

出願倍率の変動はあるものの、男子が高く、女子が低めの傾向です。

学校側が求めてられている人物像

教育実習校として位置づけられているので、モノやコトに対する「反応」が良く、かつルールが守れる児童を求めている傾向があります。

「主体性」を育む教育も数多く用意されていることもあり、問題が発生したときに自分なりに考えられる子供も好意的に見られます。

さらに普段の生活において、何か問題が発生したときに考える環境作りに努めると良いでしょう。

入試後の補欠の動向

都内の小学校受験では、私立の小学校受験が終わると補欠や繰り上がりの合格者が出てくる傾向があります。それにともない、東京学芸大学附属大泉小学校の合格者にも動きがあります。

補欠が分かるタイミングは、三次試験に相当する抽選日。補欠の番号札で順位が決まってきます。番号が早ければ、繰り上がる可能性もあるようですが、その年によって繰り上がる人数に違いが生じます。

東京学芸大学附属大泉小学校の中学進学状況

国立小学校は、名称の一部に「附属」とついていても私立と違い、完全にエスカレーター式ではない場合もあります。でもやはり気になるのが中学の内部進学についてのことでしょう。

現時点では、東京学芸大学附属国際中等教育学校と東京学芸大学附属の中学4校の連絡進学制度があるので、選択肢が多いのがポイントです。ただし、今後進学制度に変更があるかもしれないので、そのことを見据えて受験することを決めましょう。

まとめ

東京学芸大学附属大泉小学校は、武蔵野の自然豊かな環境の下、豊富な体験型の授業カリキュラムを展開しています。自主性を育む機会が与えられている環境です。加えて、国際バカロレアの教育理念に基づいた教育が充実しているのがポイント。

そして、中学の進学先に関しては、複数の東京学芸大学の附属中学校と東京学芸大附属国際中等教育学校の選択肢があります。

他校と比較すると、東京学芸大学附属大泉小学校の入学試験に関しては合格が分かるまで長期間となります。そのため、親子で「ぶれない」心で乗り越えるよう、日常生活の工夫も必要です。

東京学芸大学附属大泉小学校の受験を検討するのであれば、経験者の役に立つ情報を参考にしながら受験準備を進めていきましょう。

参考
東京学芸大学附属大泉小学校
東京学芸大学附属大泉小学校(入試情報)|小学校受験の「お受験じょうほう」
東京学芸大学附属大泉小学校(学校情報)|小学校受験の「お受験じょうほう」
大泉PYPについて | 東京学芸大学附属大泉小学校
東京学芸大学附属大泉小学校|小学校受験新聞
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オダルミコ

都内在住のライター。子育て・教育・ライフスタイル・働き方を中心に心をこめて執筆をしています。ライティングを通して、知識が増え、視野が広がることに生きがいを感じています。プライベートではティーンエイジャーの娘と息子の母です。