自主性を高める課外活動が充実!東京学芸大学附属世田谷小学校の特徴 - cocoiro(ココイロ) - Page 3

入学試験の日程

2019年度の入学試験に関する日程は、以下のとおりでした。

・願書配付日:2018年10月2日(火)~9日(火)9:00~12:00、13:00~16:00(※土日と祝日以外)
・出願日:2018年10月10日(水)9:00~11:30、13:30~15:30の2部制
・発達調査日:男子2018年11月28日(水)、女子2018年11月29日(木)(※番号によって集合時間に違いあり)
・発表日:2018年12月1日(土)8:00~(※一次合格発表を指す、合格した児童はその後抽選)
・抽選受付:2018年12月1日(土)男子9:00~9:30、女子10:00~10:40

入試条件のエリア

他校の例だと「学校から徒歩か電車で40分以内……」などの条件もありますが、東京学芸大学附属世田谷小学校の入試では、住所で受験の条件を定めているのが大きなポイントです。お住まいの住所が、通学区域に該当しているかどうか確認が必要になります。

公式サイトによると、世田谷区・目黒区・大田区の該当する住所に住んでいる児童が入試可能。ほかの国立小学校よりも範囲が狭いのがポイントです。世田谷区や目黒区に関しては、該当する住所が比較的多いものの、大田区に関しては、田園調布などの5つのエリアに限られています。

出願の際に願書と一緒に住民票も一緒に提出することになっており、学校側が内容を照合する流れとなります。

入学試験の内容

志望校の入学試験の内容や動向を事前に知り、確かな情報を得て対策したいのが本音でしょう。

東京学芸大学附属世田谷小学校の入試の内容はいったい、どのようになっているのでしょうか。

過去の試験内容についてまとめました。

・ペーパー:言語、常識、巧緻性、構成、記憶
・行動観察:グループ別の自由遊び
・運動:グループ別の模倣運動とリズム運動
・個別試問:個人面接に近いもの。家族との関わりを中心とした質問が多い模様

試験の流れとしては、60分のペーパー試験を受けた後、行動観察・運動・個別試問をします。

また、親子面接はないものの、保護者は考査時間中に別室で学校から用意されたアンケートに必要事項を記入。アンケートは「はい・いいえ」といった形式のほかに、子供に関すること(自己紹介形式)、受験準備など自分の言葉でまとめる記述式もあります。

20分という短い時間で書き上げるので、時間のあるときにアンケートの下書きをしておくと良いでしょう。その方が、当日スムーズに書けるので、落ち着いて臨めます。

アンケートを書くスペースは広めですが、ポイントを押さえた文言であれば、スペースを無理に埋める必要もありません。読み手が共感できる内容にブラッシュアップした内容を下書きしておきましょう。

入試の出願倍率

東京学芸大学附属世田谷小学校の出願倍率が、どのくらいなのか知りたいという親もいることでしょう。

参考までに近年の東京学芸大学附属世田谷小学校の出願倍率をまとめました。
・2016年度:男子12倍、女子9.5倍
・2017年度:男子10倍、女子9.5倍
・2018年度:男子11.9倍、女子9.7倍

通学区域が狭いながらも、男子の受験者が毎年10倍超えており、女子より多め。また、一次試験合格者は男女共に100名前後となっており、そこから男女それぞれ52名ないし53名を抽選にかけていきます。

学校側が求めている人物像

親が子供に「行かせたい!」と思う学校でも、学校側が求めている人物像と子供の性格がマッチしていないこともあります。

東京学芸大学世田谷小学校では、どのような児童に入ってほしいのでしょうか。それでは学校側が求めている人物像について紹介していきましょう。

学校側としては、大人が手本を見せてから行動する「受け身」の児童でなく、自ら率先して物事を考えて、柔軟に対応できる児童を求めている傾向です。

東京学芸大学附属世田谷小学校の受験を検討されているのであれば、日常生活において子供がチャレンジする機会を与えることをおすすめします。洗濯物をたたむ、玄関の靴を揃えるなどは、コツを覚えれば自分で行えるので、おすすめです。ただし、親のサポートは最低限にしておき、温かく見守ることがおすすめです。

東京学芸大学附属世田谷小学校を受験するならリアルな情報を手に入れよう

小学校受験は、中学や高校の受験と違って、想定外の内容変更もあり、試験の動向が読みづらいのが大きな特徴です。また、合格の見込みがないと言われた子供が「合格」したという意外な展開になることもあります。

東京学芸大学附属世田谷小学校は受験条件が限られているものの、世田谷の緑豊かな環境で児童がさまざまな体験ができるので、安定した人気をキープする小学校です。経験者などの情報を参考にしながら、子供にとってベストな試験対策を見出してみてみましょう。

参考
東京学芸大学附属世田谷小学校
東京学芸大学附属世田谷小学校(学校情報)|小学校受験の「お受験じょうほう」
入学案内|東京学芸大学附属世田谷小学校
東京学芸大学附属世田谷小学校|小学校受験新聞
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オダルミコ

都内在住のライター。子育て・教育・ライフスタイル・働き方を中心に心をこめて執筆をしています。ライティングを通して、知識が増え、視野が広がることに生きがいを感じています。プライベートではティーンエイジャーの娘と息子の母です。