自分の居場所が持てる
学校に行かなくなると、子供が日中のほとんどを1人で過ごすことになることも少なくないでしょう。家に1人でいる時間が長くなることにより、自分の状況を不安に感じたり、家にこもりがちになったりしてしまうかもしれません。
フリースクールは、そんな子供たちが日中を過ごすことができる場所となります。積極的にフリースクールを活用し、フリースクールのスタッフや自分と同じ状況にいる他の子供たちと交流することが、「自分の居場所がある」という子供の自信や心の安定につながります。
自分に合った学習スタイルが可能
不登校の子供の中には、学校の授業や勉強についていけず学校に行けなくなってしまった子供もいます。フリースクールでは、子供それぞれに合った内容やペースで学習指導をしてくるところがあります。
一般の高校では、30人から40人近くの学生に1人の教師がまとめて授業を行いますが、フリースクールでは比較的少人数のところが多く、中にはマンツーマンで指導してくれるところもあります。自分に合ったスタイルで、自由に学習できるのがフリースクールの強みと言えるでしょう。
子供の主体性とやる気を育てる
一般の高校では校則や制服着用、先輩・後輩との上下関係など厳しいところもありますが、フリースクールは比較的自由な雰囲気が特徴です。服装は自由で、周りからの抑圧も少なく、子供がしたいことやチャレンジしたいことに取り組みながら自由に時間を過ごすことができるのがフリースクールの魅力だと言えます。スタッフも生徒も対等な立場というところが主流で、子供の主体性や、やる気を育てることに重きを置いています。
高校卒業認定をサポートしてもらえる場合も
高校を出席扱いにしてもらえない場合でも、高等学校卒業程度認定試験(高認)に合格すれば、大学や専門学校に進学することが可能です。フリースクールによっては、学校の勉強だけでなく資格の取得をサポートしてくれます。
またフリースクールの中には、通信制高校と提携しているところもあり、フリースクールに通いながらでも高校卒業の資格を取得することができます。
フリースクールのデメリット
学校に行けなくなってしまった子供にとって、フリースクールはぜひ検討したい選択肢となりますが、いくつかの問題点もあるのが現状です。それでは、フリースクールのデメリットを見ていきましょう。