高校受験「理科」で押さえておきたい勉強方法のコツ - cocoiro(ココイロ) - Page 3

中学理科・苦手になりやすい主な単元とその対策

特徴にも書きましたが、理科は数学のような積み上げ型の学習ではなく、分野・単元ごとに区切りがあります。そして、分野・単元ごとに特長があり、単元別に得意・不得意がはっきりと分かれやすい教科でもあります。受験問題では各分野から同じ比率で問題が出題されているため、分野や単元ごとに苦手を放置したままにしてしまうと、得点に大きく影響が出てしまうこともあります。

積み上げ式の科目ではないため、単元同士のつながりが薄く、学習が進めづらいこともありますが、1つの単元ができないとほかの単元もできないという訳ではないので、不得意な単元を1つずつ消していくように単元ごとに目標を決めて学習を進めていきましょう。

苦手になりやすい単元は個々に違いがありますが、特に苦手という声が多いのが次の4つの単元となっています。

圧力・浮力

「圧力・浮力」は、重量に関連した中学1年の単元です。これまで小学校で学んだ重さg・kg(グラム・キログラム)のほかに、中学生になると重力を学びます。そこで出てくるのがN(ニュートン)という単位。面積に対する圧力や力の分散に関する公式で計算するのが難しいということもあり、苦手意識を持つという受験生も。あらゆるパターンの演習問題に慣れることが必要です。

電流

「電流」は、小学校の乾電池をつないで豆電球を灯す実験から派生した単元ですが、中学生になると回路に基づいた計算式・オームの公式が入ってきます。回路が直列と並列で算出パターンが違っているので、混乱するという受験生も出てきます。

このように電流は、苦手としている受験生も多い分野ですが、電流・電圧・抵抗のいずれかを求めて算出する計算式は入試でも頻出する内容です。途中式で点数を稼げる可能性もあるので、根気よく臨みましょう。

原子・分子

「原子・分子」は、物質としての最小単位のことを指します。中学2年生で履修する分野であり、「H(水素)」、「O(酸素)」、「C(炭素)」などの元素記号を覚え、複雑な原子と分子の化学反応式をたくさん覚えなくてはなりません。ただし、元素記号と基本的な化学反応式を暗記すれば、一気に点数アップにもつながるので、前向きに臨みましょう。

天体

「天体」は、太陽・月・惑星といった内容を勉強することもあり、私たちにとってスケールが大きいものです。そのためか、勉強してもイメージがわきにくく、理解に時間がかかりがち。しかも天体は、中学3年生で履修する単元ということもあり、問題を解く機会がほかの単元より少なめ。そのため、苦手意識を克服できないまま、入試に臨むという受験生も出てきます。

高校受験対策は中3の夏休み明けから!

栄光ゼミナールの中学3年生の学習スケジュールをもとに、高校受験対策について考えましょう。志望校が公立高校の場合は中学校での内申点が重視されるため、内申点対策が必要です。

どの都道府県でも学校成績が内申点として合否に利用されるので、3年次の内申点が決まる10月までは、学校での学習に力を入れることが重要になります。

(引用元:プロが教える 中学生のための理科勉強法|栄光ゼミナール

そのため、中学校3年生の理科の学習スケジュールは次のような進度を目指しましょう。

【9月まで】

  • 3年生で新しく習う学校の授業の学習と1・2年生の復習を並行して行う。
  • 春休みや夏休みなどの長期休暇を利用し、9月までに2年生で習った範囲の復習を終える。

【10月】

中学校3年分の学習を終える。

【11月以降】

入試対策のために志望校の過去問演習をやる。

以上からも分かるように、理科は普段からの勉強がそのまま受験対策へとつながっています。そのため、日々の理科の学習において弱点を作らないような完璧な理解が肝心なのです。