星美学園小学校を徹底解剖!学校の特徴・評判・学費と受験情報 - cocoiro(ココイロ) - Page 3

星美学園小学校の保護者からの評価

子供1人ひとりに寄り添う先生

保護者からは、先生が子供1人ひとりに寄り添って考えてくれるとの評価が多くみられます。休み時間や放課後も、先生が子供と一緒に遊ぶ時間を設けています。

これは、星美学園の「アシステンツァ」という考えに基づき、学校が意識的に行っていることです。「アシステンツァ」とは、イタリア語で“常に寄り添う”という意味で、子どもたちと行動をともにし、何かあったときにはすぐに手を差しのべられるような関わり方を指します。教員と子供が、授業だけでなく休み時間や放課後もともに過ごすことで、子どもたちとの信頼関係を築くことができると考えられています。

学業より情操教育

星美学園は「こころの教育」に力を入れています。授業時間のうち、週に2時間は宗教教育の時間に充てています。毎日のお祈りの時間や朝会など、カトリックの理念に基づき思いやりのあるこころを育てる教育が日々行われています。

宗教行事だけでなく、遠足、運動会、学習発表会、宿泊会などその他のイベントも豊富です。クラブ活動も活発で、アフタースクールでもさまざまなプログラムが設けられています。したがって、子供が勉強だけに追われることなく、充実した学校生活を送っているという評価が多くあるのです。

その一方で、中学の外部受験を考える場合、学校の授業だけでは不十分なので、塾に通う必要もあるという声も多いようです。

保護者と学校の関わりが多い

学校行事が多く、保護者が学校へ足を運ぶことが多くあります。年に3回授業参観、年に2回個人面談があり、保護者向けの教育セミナーも随時行われます。

星美学園生徒の保護者で構成される「父母の会」があり、各クラスから2名ずつ、学級委員が選ばれます。父母の会は、主に学校行事の支援を行っています。学校と父母の会の共催で、会員向け講演会も実施しています。

一年生の保護者は、一年生の下校を見守る「交通見守り」役が年に15回ほど回ってきます。

保護者どうし顔を合わせる機会が多いですが、比較的教育熱心で前向きな家庭が多く、父親の参加率も高いのが特徴です。

まとめ

星美学園小学校は、キリスト教をもとにした理念にもとづき、心の教育を重視している男女共学ミッションスクールです。イベントが多く、子供の成長を間近に見られる機会が豊富にあるのは、私立小学校の魅力と言えるでしょう。

女の子の場合は高校までエスカレーター式で進学できるので、受験勉強に中断されることなく、興味のあることに打ち込むことができるのが、小中高一貫校の魅力です。

ただし、男の子は、中学以降の進学先を考えつつ、星美学園小学校の受験を考えた方がいいかもしれません。私立中学を希望する場合は、学校の勉強以外に塾に通う必要が生じてくるもの。学校生活が行事やクラブ活動などで多くの時間を費やす分、受験勉強に取り組む時間の捻出には努力が必要となってくるでしょう。

参考
星美学園小学校ホームページ
星美学園小学校|東京私立初等学校協会
星美学園小学校|みんなの小学校情報(東京)全国小学校選びNo.1口コミサイト

この記事をかいた人

Sachiko

海外在住20余年、子育て・教育ライター。明治大学政治経済学部卒業。中国へ2年間留学。中国北京の日系広告会社で営業マネージャー。 結婚・出産後、北京で専業主婦。夫の転勤に同伴したフィジーで、アジアの女性のためのソーシャルグループ代表を務め、文化交流イベントを企画運営。2018年より、インド・デリー在住。ライターとして活動を始める。中国語HSK6級。TOEIC945点。中国生まれ、フィジー育ち、デリーで思春期を迎えた1人息子の母。 中国時代から共に過ごす老犬の介護中。