星美学園小学校を徹底解剖!学校の特徴・評判・学費と受験情報

JR赤羽駅から広い校舎を見渡すことができる星美学園。女子校のイメージが強いかもしれませんが、実は小学校は男女共学です。2018年4月時点で男子生徒283名、女子生徒337名と、男子も多いことが分かります。星美学園小学校とはどんな学校なのでしょうか。学校の特徴・評判・学費と受験情報を詳しく解説します。

星美学園小学校とはどんな学校?

カトリックの理念に基づいたこころの教育

星美学園小学校は、ミッションスクールとして、カトリック教育を土台とした宗教教育を行っています。毎日お祈りの時間があるだけでなく、週に2時間、宗教の時間があります。復活祭、聖母祭、ドン・ボスコの祝日、クリスマス会等キリスト教関連の宗教行事を学校で開き、祝います。

キリスト教理念に基づいた情操教育に力を入れており、「神と人の前に、清く正しく晴れやかに生きる誠実な児童の育成」を目指しています。

6年間の英語教育プログラム

小学校1年生では週1時間、2年生以降は週2時間、英語教育を行っています。低学年では「基礎力」、中学年では「応用力」、高学年では「運用力」を身につけることを目標としています。

小学校1年生では、ゲームや歌を通して英語に親しみます。2年生から4年生は、週2時間ある授業のうち、1時間はネイティブ・スピーカーと日本人教員とのティーム・ティーチングを取り入れています。また、4年生では英語劇に取り組み、表現力を養います。

5年生では、オーストラリアの小学校とインターネットを通した交流会が行われます。6年生学年の終わりにはスピーチ・コンテストを行い、6年間の英語学習の成果を発表します。常にチャレンジの機会を常に設けることで、子供たちの向上心を高めています。

聖歌隊はNHK全国合唱コンクール本選出場

星美学園は音楽教育にも力を入れています。小学校3年生以上の生徒は、希望すれば、聖歌隊または金管バンドに入ることができます。これらの特別音楽クラブは、学校行事やコンサート、コンクール等活躍の場が多くあります。特に聖歌隊は、NHK全国合唱コンクール本選の常連で、全国大会で金賞を受賞したこともあるほどです。

星美学園小学校の学費とその他の費用

授業料等年間の学費

1.授業料 37万2,000円
2.教育充実費 7万2,000円
3.諸経費 4万4,000円
年間学費合計 48万8,000円

上記の費用以外にも、副教材費・遠足代・給食費等が別途かかります。

初年度にかかる費用

初年度は、上記の年間学費以外にも入学金等が必要となります。

1.入学金 25万円
2.施設設備費 8万円
3.父母の会入会金 5,000円
初年度のみにかかる費用 33万5,000円

年間学費と合わせて、初年度にかかる費用の合計は、82万3,000円です。

星美学園小学校の受験情報

募集人数

定員は120名。1クラス40名で、3クラス編成で学んでいきます。

受験者数と倍率

2018年 2017年 2016年
男子 女子 合計 男子 女子 合計 男子 女子 合計
受験者数 90 90 180 112 85 197 95 103 198
合格者数 55 78 133 92 79 171 79 99 178
倍率 1.6 1.2 1.4 1.2 1.1 1.2 1.2 1.0 1.1

なお、この表で2018年は第三次テストの受験状況が反映されていません。

参考
私立小学校情報|お受験じょうほう

入試はペーパー+面接+社会性

選考は、ペーパーテストと面接、社会性のテストの結果をもとに行われます。ペーパーテストでは、知能と言語の発達レベルを見ます。普段から、物事をじっくり観察し、人の話に耳を傾け、「なぜ」という疑問を大切にし、物事に集中する力をつけておくといいでしょう。

面接は、保護者同伴の親子面接です。家庭と学校との連携、保護者の協力体制、教育についての考え方などについて質問されます。子供も質問されるので、普段から自分の言葉で表現できるように、毎日の会話を大切にするといいでしょう。

社会性のテストは、子供たちがグループで遊び、その行動を観察する方法で行われます。

星美学園小学校卒業生の進路

男子は中学受験

星美学園は、中学校から女子校となるため、男子生徒が私立中学へ進む場合は新たに受験が必要となります。星美学園小学校は、毎年名門私立中学への合格者を多数出しています。しかし、中学受験をするとなると、学校の勉強だけでは不十分で、塾に通う必要はあるでしょう。高学年になると、下校は毎日4時近く、土曜日も月に2~3回は登校するので、生活は相当忙しくなることを覚悟しなくてはなりません。

女子は星美学園中学校へ内部進学

女子は高校までエスカレーター式で内部進学できます。受験勉強に中断されることなく、趣味やクラブ活動などに打ち込むことができます。

その一方で、中学の外部受験を希望する場合は、相当の覚悟が必要です。女子は当然内部進学するという雰囲気を振り切って、塾通いをすることになります。

星美学園小学校の保護者からの評価

子供1人ひとりに寄り添う先生

保護者からは、先生が子供1人ひとりに寄り添って考えてくれるとの評価が多くみられます。休み時間や放課後も、先生が子供と一緒に遊ぶ時間を設けています。

これは、星美学園の「アシステンツァ」という考えに基づき、学校が意識的に行っていることです。「アシステンツァ」とは、イタリア語で“常に寄り添う”という意味で、子どもたちと行動をともにし、何かあったときにはすぐに手を差しのべられるような関わり方を指します。教員と子供が、授業だけでなく休み時間や放課後もともに過ごすことで、子どもたちとの信頼関係を築くことができると考えられています。

学業より情操教育

星美学園は「こころの教育」に力を入れています。授業時間のうち、週に2時間は宗教教育の時間に充てています。毎日のお祈りの時間や朝会など、カトリックの理念に基づき思いやりのあるこころを育てる教育が日々行われています。

宗教行事だけでなく、遠足、運動会、学習発表会、宿泊会などその他のイベントも豊富です。クラブ活動も活発で、アフタースクールでもさまざまなプログラムが設けられています。したがって、子供が勉強だけに追われることなく、充実した学校生活を送っているという評価が多くあるのです。

その一方で、中学の外部受験を考える場合、学校の授業だけでは不十分なので、塾に通う必要もあるという声も多いようです。

保護者と学校の関わりが多い

学校行事が多く、保護者が学校へ足を運ぶことが多くあります。年に3回授業参観、年に2回個人面談があり、保護者向けの教育セミナーも随時行われます。

星美学園生徒の保護者で構成される「父母の会」があり、各クラスから2名ずつ、学級委員が選ばれます。父母の会は、主に学校行事の支援を行っています。学校と父母の会の共催で、会員向け講演会も実施しています。

一年生の保護者は、一年生の下校を見守る「交通見守り」役が年に15回ほど回ってきます。

保護者どうし顔を合わせる機会が多いですが、比較的教育熱心で前向きな家庭が多く、父親の参加率も高いのが特徴です。

まとめ

星美学園小学校は、キリスト教をもとにした理念にもとづき、心の教育を重視している男女共学ミッションスクールです。イベントが多く、子供の成長を間近に見られる機会が豊富にあるのは、私立小学校の魅力と言えるでしょう。

女の子の場合は高校までエスカレーター式で進学できるので、受験勉強に中断されることなく、興味のあることに打ち込むことができるのが、小中高一貫校の魅力です。

ただし、男の子は、中学以降の進学先を考えつつ、星美学園小学校の受験を考えた方がいいかもしれません。私立中学を希望する場合は、学校の勉強以外に塾に通う必要が生じてくるもの。学校生活が行事やクラブ活動などで多くの時間を費やす分、受験勉強に取り組む時間の捻出には努力が必要となってくるでしょう。

参考
星美学園小学校ホームページ
星美学園小学校|東京私立初等学校協会
星美学園小学校|みんなの小学校情報(東京)全国小学校選びNo.1口コミサイト

この記事をかいた人

Sachiko

子育て・教育ライター。 中国北京で広告代理店営業、フィジーでアジアの女性のための会代表を経て、インド・デリーでライターへ転身。 北京生まれ、フィジー育ち、デリーで思春期に突入しそうな息子の母。