子供の協調性がない親が身につけておくべき3つのルール - cocoiro(ココイロ) - Page 2

協調性がない子供のために親が身につけておくべき3つのルール

親の立場では、みんなで遊んでいる子供たちと比較し、ついつい「協調性がない」という個性を「短所」と捉えてしまいがちです。そして、その「短所」を修復しようとするあまり、子育てに疲れ切ってしまうという方も少なくありません。

そんなついつい子供の協調性がないという個性をネガティブに捉えてしまうという方は、ここから解説する3つのルールを身につけおくことをおすすめします。

【ルール1】協調性がないという短所ばかりを気にしない

親が身につけておくべき1つ目のルールが、子供の協調性がないという短所ばかりを気にしないというものです。子供のことを思えば思うほど「今のうちに短所を修正したい」と考えてしまいがちですが、短所があるからこそ長所が際立つと考えるようにしましょう。

協調性がない子供の多くは、うまく周りの子供たち遊べないという短所を抱えていますが、その反面で好きなことにこだわりを持てるという長所を持っています。その長所を活かしながら、周りの子供たちと関わりをもつ大切さを教えるという方法がベストです。

【ルール2】子供が友達と遊ばない理由に耳を傾ける

周りの子供たちと遊べない我が子を、強制的に輪の中に飛び込ませるのは逆効果であることも理解しておきましょう。特に5歳を過ぎた子供は自分の考えで行動することができるようになります。なぜ友達と遊ばないのかをしっかりと聞いてあげることが大切です。

周りの友達とうまく接することができないわけではなく、自分だけの世界を楽しんでいることもあります。自分だけの世界を無理に壊されてしまうことのほうがマイナスに作用してしまうものです。しっかり子供の主張を理解してあげるように努めましょう。

【ルール3】無理のないハードルを小さく用意する

無理のないハードルを用意することも、協調性がない子供をもつ親が身につけておくべきルールの1つです。子供の社会生活は幼稚園から始まることがほとんどですが、協調性がない子供にとってはハードルが高すぎて、なかなか自分を表現できないことも考えられます。

そのような場合は子供の意見を尊重しながら、家庭内で無理のない課題をクリアすることで、自信とともに、少しずつ協調性を身につけさせていくようにしましょう。

家庭で設けることができる小さなハードルとは

協調性を身につけさせると聞くと、特別なことをしなければならないと思い込んでしまう親も少なくありませんが、子供の個性として捉え、周りの友達と遊ぶ楽しさを教える意識を持つだけで十分です。

例えば、周りの子供ともめた場合でも「どうしてこうなっちゃったのか?」、子供が熱中している遊びを「周りを友達に教えてあげたら、きっと喜んでくれるよ」などと、同じ目線に立った声がけをしてあげるだけで、協調性にも変化が訪れます。

子供が好きなことを習わせることもハードルになる

子供が好きなことを習わせることも、親が設けてあげられる小さなハードルとなります。サッカーや野球などの団体競技に興味を持っている場合には、子供の好奇心を活用して協調性がないという短所を改善することができます。

ただし、大人数に必要以上に不安や恐怖心を感じてしまうようであれば、少人数で遊べるような習い事に通わせてあげるといった気遣いが必要となります。体操教室やスイミングスクールは個人競技を教える目的と思われがちですが、集団で教えることがほとんどであるため自然と協調性を身につけることができます。