小学校受験は願書で差をつける!最後まで読んでもらうための書き方 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

最後まで読んでもらうための願書の書き方

「小学校受験は願書記入から始まっている」と言っても過言ではないくらい、願書は大切なものです。読み手に最後まで読んでもらえるように書くことが理想でしょう。ここでは、読み手を惹きつけるような願書の書き方をご紹介します。

正しく丁寧に簡潔に書く

願書の内容は正しく書きましょう。住所は住民票に記載されているとおりに記入し、番地はハイフンでつないで省略せずに「◯番◯号」と書きます。「職業」と「勤務先」は間違えやすいので注意が必要です。

また、母親が専業主婦の場合に「主婦」とは書かないようにします。主婦は職業ではないので、「無職」または「なし」と記入しましょう。ふりがなにも注意し、「ふりがな」の場合はひらがなで、「フリガナ」の場合はカタカナで書きます。

願書は字の上手・下手よりも、心を込めて丁寧に書かれているかどうかが肝心です。文字はもちろんのこと、数字や丸囲みも丁寧に書きましょう。漢字の「とめ・はね・はらい」にも気を配るようにします。

学校側は何通もの願書に目をとおします。そのため、読み手にとって読みやすいように書くことが大切です。冗長な表現は避けるようにし、きれいな文字で誰が読んでも分かりやすい簡潔な文章で書くよう心掛けましょう。

自分の言葉で書く

学校側は、願書の文面から個々の家庭らしさを見ています。マニュアル本の模範解答を丸写ししたり、小学校受験に関したサイト記載の例を転用した場合、書き手の人柄が伝わりにくくなってしまいます。

また、面接の質問は願書に書いたことを中心にされます。答えに一貫性や信憑性がなくなってしまったり、うまく答えられないような事態は避けたいところです。時間がかかる上に難しいですが、願書には自分の言葉を用い、家庭の雰囲気が滲み出た唯一無二の文章を書くよう心掛けましょう。

抽象的ではなく具体的に

「想像力が豊かな子です」、「明るい性格」、「集中力があります」といった言葉はどれも子供の良い面を伺わせますが、抽象的で漠然としていて読み手に真意が伝わりません。読み手に分かりやすく明確に伝えるには、もっと具体的に書く必要があります。

そこで、書くときに「なぜそう思ったのか」と自分に問いかけてみてください。「いつ」「どこで」「どんなときに」などを加えれば、より具体的に書くことができます。「例えば」や「なぜなら」といった接続詞を使用したり、エピソードを盛り込むのも効果的です。

長所・短所、志望動機、教育方針はもちろん、健康状態欄も「良好」だけではなく「大きなけがや病気をすることなく健康に育っています」のように具体的に書けると良いでしょう。