入学願書は単なる事務的な手続きのための書類ではなく、学校側が家庭環境や親と子供の人柄を知ったり、面接時に資料として使用したりと、小学校受験において重要な役割を果たします。
願書を記入していく上で大切なことは、読み手に最後まで読んでもらえるように書くことです。当記事では、小学校受験の願書の書き方を詳しくご紹介します。オリジナルの願書で合格を勝ち取りましょう。
もくじ
願書を書き始める前の5つのチェックポイント
願書を書き始めるにあたって押さえておきたいポイントを5つご紹介します。願書記入で失敗しないためにも、以下に挙げるポイントを確認しておきましょう。
願書は早めに入手する
願書の配布は決められた期間に行われる場合がほとんどです。期間内に入手できなければ、受験資格を得ることができないので注意しましょう。願書配布が始まったらすぐ手に入れておくと安心です。また、書き損じに備えて最低でも2部は購入しましょう。修正液や二重線での訂正は見栄えが悪いので避けるようにします。
練習用に記入前の願書をコピーする
願書に直接記入する前に何枚かコピーを取っておきます。願書を書くときはスペースを最大限活用するようにしますが、文章が収まりきらないからと小さな文字でびっしり書いたり、裏に書いたり、紙を追加したりするのは良くありません。コピーした願書に下書きをしながら、文字のサイズや行間、文章量を確認・調整し、記入欄に合わせて書けるように何度も練習しましょう。
必要な筆記用具を揃える
願書の記入には黒いインクの水性ボールペンが適しています。書き慣れているものであればなお良いでしょう。水性ボールペンはインクが濃くて均一に出るので、読みやすいきれいな文字を書けます。太さは0.5mmや0.7mmがおすすめです。記入欄の大きさに合わせて選んでみてください。
万年筆の使用もできますが、その場合は普段から使い慣れている方が安心です。油性ボールペンは水に強いというメリットがありますが、インクの出にむらがあり、文字がかすれてしまうことがあるので使用する際は注意が必要です。
また、書き始める前にインク残量を確認しておけば、途中でインクがかすれたり、切れてしまうのを防げます。学校から筆記用具の指定がある場合は、それに沿ったものを用意しましょう。
国語辞典を手元に用意する
敬語の正しい使い方や送り仮名など、文法や言葉遣いに気をつける必要があります。漢字や言葉で少しでも迷いが出たり確信が持てない場合は、すぐに調べられるよう手元に辞書を用意しておくと安心です。
記入上の注意や記入例にしっかり目をとおす
書き始める前に記入上の注意と記入例をしっかり読みましょう。特に記入上の注意は学校によって異なるものです。該当項目を丸で囲んだり、不要な文字は消したりといった指示を見落とさないように注意します。
また、住所や電話番号のように情報が重複する場合、「同上」と書くのを認めている学校とそうではない学校があります。注意事項をしっかり読んで確認してください。記入する際は例を参考にし、間違いのないように書きましょう。