どうしても許せない!そんな時におすすめの方法3選
許してあげた方がいいことは理屈でもわかっていても、現実的には難しいものです。どうしても許せないというときに試してほしい方法をまとめました。
叱る基準を持つ
一日に何度も叱ってしまうという人は、一度叱るポイントやタイミングを整理してみましょう。今までどんな時に子供を叱ってきたかを書き出すと、自分が感情的にやりやすいポイントを見つけることができます。叱るときのポイントを絞ってください。
叱るときのポイントは、人に迷惑をかけることや、危険で命にかかわることなどに分けることができます。自分の中で叱る前に基準に照らすことで、不必要に叱ることが少なくなるでしょう。どうしても叱らなければいけないということ以外は、軽く注意するだけにとどめておきます。自分の物差しを持つことで、叱る機会も減るはずです。
冷静になる時間を持つ
叱りつけてしまったときには、一度冷静になることも大切です。どんなに叱ったところで子供に届かなければ意味がありません。深呼吸してから、子供が話を聞く体勢になっているか、叱りすぎて怯えていないかを観察します。また自分も子供に理解できるように伝えているかを考えてみましょう。
どうしても難しい時には席を外したり、飲み物を飲んで一息つくことも大切ですこの時間は親が頭を冷やすだけでなく、子供が感情を落ち着けるためにも必要です。子供もこの時間で自分がしたことを見直して自省することができます。
ほめるところを探してみる
話をしても子供が聞いてくれないとき、反抗的な態度をとるときもあるでしょう。つい感情的に叱りつけてしまいそうになることもありますが、ぐっとこらえてください。そのような時にはアプローチを変えてみましょう。まずはなんでもいいのでほめるようにしてみます。以前よりも少しでも進歩があればそれをほめたり、できていることだけでも評価します。
これを教育評論家の親野智可等氏は「一歩下がり法」と呼んでいます。
ネガティブな言葉は言う側も言われる側も心を閉ざしてしまいます。しかし、前置きとしてポジティブな言葉を先に言うことで、子供も話を聞く体勢が整うのです。また子供が自分自身ややったことすべてが否定されているのではないということを理解することもできます。
子供は自分が認められたと感じることでやる気を出します。ほめることでもっとほめられたいと感じて、そのためにはどうすればいいのかを考えるようになるでしょう。失敗や間違いが子供をより成長させるきっかけになるかもしれません。
叱りすぎた時には素直に謝ってからスキンシップ
叱りすぎが良くないと思っていても、どうしても叱りすぎてしまうこともあります。もしも子供を叱りすぎて後悔してしまうときには、子供に直接謝りましょう。親に叱られたとき、子供は感情が高ぶって心も不安定になります。叱られることで、親を怒らせて嫌われてしまったなんて感じてしまう子供もいるでしょう。そのような場合は意識的にスキンシップしてください。
抱きしめて頭や肩をなでてから、叱りすぎたことや子供を大事に思っていることを伝えましょう。それが難しい場合でも目を見て正直に自分の気持ちを伝えてください。
子供は感情が高ぶると自分の気持ちをまとめることができません。お互いに謝って感情を落ち着けてから話をしましょう。そうすれば、子供も自分の気持ちと向き合うことができるでしょう。
雨降って地固まるというように、叱ることがより強いきずなをはぐくむこともあります。子供と真正面で向かい合った経験は親子の関係を強くする財産にすることができるでしょう。
参考
許されることを経験させる
■今日は「許す」についてお話しします。
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【子育てコラム】人を許す心を育てる子育て
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