恵方巻きの由来・意味とは? 食べ方や向きの決め方についても解説 ( 2 )

そうなんだ!恵方巻きの豆知識

恵方巻きの由来・意味とは? 食べ方や向きの決め方についても解説

何気なく食べている恵方巻きでも、詳しい情報は知らないという人も多いでしょう。今回は恵方巻きの恵方の決め方や具材、恵方巻きが全国的に普及していった理由についてご紹介します。

恵方巻きの方角の決め方

恵方巻きの「恵方」とは、その年の運の良い方向のことを指します。南南東や北北西など、16方位で示されています。

恵方は年によって異なりますが、もちろん決め方にきまりがあるのです。恵方とは、歳徳神というその年の福を司る神様がいる方向のことを指します。歳徳神がいる方向は、陰陽道によって決められます。

陰陽道とは、陰陽五行説をもととする思想のことです。陰陽では世界のあらゆるものは「陰」と「陽」など相反する2つのもので作られているとする考え方です。例えば毎年変わる干支の場合は「兄(え)」と「弟(と)」の対を指すと言われています。

陰陽道の中に、「十干」という言葉があります。干支も正確には「十干十二支」と呼ばれ、「申年」でも「壬(みずのえ)申」の年や「甲(きのえ)申」の年があるのです。

「壬」、「甲」などが十干と呼ばれ、その年の西暦年の下一桁によって決められます。例えば西暦年の下一桁が「2」であれば、「壬」の年になるのです。

そしてその十干によって、恵方が決まっているということになります。西暦年の下一桁が2である「壬」の年は「北北西」、9である「己(つちのと)」である年は「東北東」となります。

恵方巻きの具材が7つの理由

今や恵方巻きは具材の種類が豊富で、オリジナルの恵方巻きも販売されています。しかしもっともポピュラーな恵方巻きの具材は7種類であるということをご存知でしょうか? どうして恵方巻きの具材は7種類なのでしょうか。

諸説唱えられている中で有力な説の1つに、「七福神に商売繁盛や無病息災のご利益をいただくため」というものがあります。具材の7種類は、七福神の7にあやかっているとされているのです。

具材については好みがあり、かんぴょうやエビ、しいたけ、出汁巻、きゅうりなどさまざまなものが巻かれています。好きな具材を7つ集め、お好みの恵方巻きを作ってみてもいいでしょう。

恵方巻きが広まった理由

ご紹介したとおり、恵方巻きの由来は大阪の商人たちにあるとされています。どのようにして全国各地に広まったのでしょうか。それにはさまざまな背景が考えられます。

ご紹介したとおり、「恵方巻き」そのものの発祥はコンビニエンスストアのセブンイレブンであるという説があります。いまやセブンイレブンは沖縄県を除く全国46都道府県に出店している大手コンビニエンスストアです。西日本の店舗を中心に販売していたものが、その人気とともに各地へ拡散されていってもおかしくないでしょう。

また、恵方巻きを販売するコンビニエンスストアはセブンイレブンだけではありません。他社でも売り出されるようになれば、あっという間に全国へ知れ渡るでしょう。

節分行事には豆まきやヒイラギいわしが有名ですが、それだけでは子供や家族のお腹は満たせません。そこに、「縁起が良い」として加えられた恵方巻きはボリュームもあり、食卓に並べるのに適していたのかもしれません。