日本では古来から季節の行事が行われ、食事や季節の移ろいをたしなんできました。節分もその1つであり、家庭や学校などで節分ならではのイベントを行うこともあるでしょう。そんな少し特別な節分の日には、子供はどんな料理を食べたくなるのでしょうか? 当記事では節分におすすめの料理をご紹介します。
もくじ
節分のオーソドックスな料理3つ
節分料理を考える際には、王道の料理は欠かせません。まずは節分の定番料理をご紹介します。
節分で一番食べられている恵方巻き
毎年1月の下旬から2月上旬にかけて、コンビニやスーパーでも恵方巻きが多く売り出されています。実際どれだけの家庭で恵方巻きは食べられているのでしょうか。
お客様生活文化研究所による調査では、全国の20歳以上の男女 1,876人に、節分についてのアンケート調査を行いました。
(引用元:https://www.asahigroup-holdings.com/company/research/hapiken/maian/bn/200701/00170.html)
どの地域でも、恵方巻きを食べる風習が一番多く、恵方巻きは節分には欠かせない料理であることが分かります。
恵方巻きの具材はさまざまで、魚の刺身などの魚介類を入れることもあれば、牛肉などをいれて巻くこともあります。主食にもなり得るため、家庭でも食卓に並べやすいでしょう。
節分といったらこれ!「豆」
前掲のグラフでは、「豆まきをする」という回答をした人も約60%という結果になりました。しかし、単に豆を食べるだけではなかなか豆を食べてくれない子供もいるかもしれません。投げるという遊びがつくことで子供の関心を引きやすく、豆を食べる機会を作りやすいでしょう。
また、幼稚園や保育園などでは、園の行事として豆まきをすることもあります。節分に豆まきをすることは、子供にとっては幼いころから身近な行事であるかもしれません。
節分の豆と言えば、年の数だけ食べるという文化もあります。幼い子供の中には、昨年より1つ多く豆を食べられることを楽しみにしている子供もいるかもしれません。豆まきは、節分には欠かせない行事であると言えるでしょう。
においで撃退!イワシ
恵方巻きを食べる、豆まきをするという行事は、節分の中でも特に親しまれている行為でしょう。しかし、前掲のグラフでは「イワシを食べる」と回答した人が15%いることが分かります。恵方巻きや豆よりも食べる人が少ないイワシですが、具体的にどのようなイワシ料理を食べるのでしょうか?
節分に食べられるイワシは、「ひいらぎイワシ」と呼ばれています。魔除けや厄除けのために、節分に飾られるものです。具体的にはヒイラギの葉の先に、焼いたイワシの頭を挿したものを指します。焼いたイワシの匂いは鬼を退け、先のとがったヒイラギの葉が邪気を払う効果があるとされています。
ただし、地域によっては同様の効果のためにヒイラギいわし以外のものを食べることもあります。特定の地域に残っている文化だからこそ、恵方巻きや豆まきと比較すると知名度が低く感じられるのかもしれません。